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 永井荷風です。

 

                    いきなりですね。永井荷風って昔の小説

                       家ですよね。

 古いと言っても夏目漱石のちょっと後輩に

    あたる人です。

    私もこの映画と同じ題名の小説しか読んで

    ないので偉そうなことは言えませんが、気

    に入りました。

    

                    どんなとこがですか?

 

 映画を見れば分かりますよ。

 

    永井荷風自身と思われる60前の色ごとに

    長けた独身男性が、ふとしたきっかけで

    ”お雪”という若い、26歳、娼婦とねんご

    ろになります。

    時代は昭和初期ですが、荷風は昔の風情を

    残した隅田川沿いの雑踏を素晴らしい筆致

    で描いてますが、映画もその雰囲気を忠実

    に再現しています。

 

📺(視聴中)

                    エロいシーンがたくさん出てきき、ちょ

                       っと恥ずかしかったです。

                       お雪さんを演じた女優さん、今風ではな

                       い美しさがありました。

 綺麗でしたよね。娼婦をやっていながら

    どこか清潔感さえあって。

    墨田ユキさんが演じてます。レースクィーン

    出身ながら、女優として数々の実績を残し、

    この映画を機に改名したほど、本人にとって

    も重要な作品だっただと思います。

 

                    老年の一人の男が、若い女性に魅せられ

                       たものの、自身の老いを感じさせられて

                       いく悲哀から、お雪の元を去っていくん

                       ですね。

 荷風の小説は”老い”というものを自然の摂理

    として真正面から捉えた名作だと思います。

    映画では結末をドラマティックに変えてしま

    っています。

    お雪は着物に丸髷で通していましたが、時代と

    共に洋装に変わっていきます。

    映画に洋装のお雪が連れの女性と「あれ、先生

    じゃない?」「あんな年寄り違うでしょ」と

    会話するシーン。実際に見るからにヨボヨボに

    なった主人公が横を通りますが、ここで終わって

    も良かったと思います。

 

    ”久しぶりにいい映画を観せてもらい

   ました”

    

                    次の映画も楽しみにしてます。