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 日本が大韓帝国を併合し統治していた時代の

    話なので、日本人は悪役として描かれている

    のは覚悟して観て下さい。

 

                   韓国映画ってそういうのが多いですよね。

                      覚悟してます。

 

 

 話は朝鮮独立を目論む独立過激派組織”義勇団”と

    その計滅を図る”日本警察”との戦いを描きます。

 

    主要キャストは、

 

    義勇団構成員

     チョン・チェサン(イ・ビョンホン)

      義勇団団長、登場場面は少ない。

     キム・ウジン(コン・ユ)

      義勇団のサブリーダー、この人と

      ソン・ガンホ演じるイ・ジュンチルの二人の

      絡みがメイン。

     ヨン・ゲスン(ハン・ジミン)

      日本警察に捕まって拷問されるシーンのため

      10日間絶食して撮影に臨んだそうです。

    日本警察

     東部長(鶴見慎吾)  

      日本人俳優は鶴見慎吾さんのみ。

     イ・ジュンチュル(ソン・ガンホ)

      日本警察官。キム・ウジン逮捕を命じられるが

      同胞意識から逮捕に踏み切れずにいる。

      ソン・ガンホさんは世界的にみても素晴らしい

      演技を見せる俳優さんですね。

     ハシモト(オム・テグ)

       東部長子飼いの警察官。冷酷に同胞を殺す。

 

                   先生ってガンホさん、好きですよね。

 

 

     

 

 冒頭、義勇団の隠れ家を日本警察が急襲する激しい

    銃撃シーンから始まり、もう目が離せません。

    うまい入り方です。

 

                   ソン・ガンホさんの日本語が上手でした。

 このシーンでイ・ジョンチュルが義勇団に同情的で

    あることが分かるようになっていますね。

 

                   で、色々あって団長のチョン・チェサンと

                      密かに会うことになります。

 ここまででイ・ジュンチュルが義勇団のために動く

    ようになる経緯が描かれます。

 

 

 イ・ジュンチュルの造反を疑い始めた東部長が

    子飼のハシモトと行動を共にするよう指示を出

    します。

 

                   ハシモトが登場すると一気に緊張感が高ま

                      ってきます。

 日本警察はキム・ウジンらが列車で京城に向かう

    ことを掴み、イ・ジュンチュルとハシモトが列車

    に乗り込みます。

 

                   電車内でのシーンは緊張しました。

 キム・ウジンらは結局京城駅で逮捕されてしまい

    ます。イ・ジュンチュンは列車から飛び降り警察

    に戻ります。

 

                   この後、捕まった団員は団長の居場所を吐

                      かせるため拷問を受けますが、拷問シーン

                      は韓国映画特有の陰惨さがありました。

 

 

 裁判でイ・ジュンチュルは自分は日本警察だと

    無実を訴え続け、結局釈放されます。

 

                   ここでキム・ウジンとの間で密約があった

                      ことが明かされるんですよね。

 

 最後、イ・ジュンチュルは東部長や日本側高官

    たちが参加するパーティ会場へ忍び込みます。

 

    そして、衝撃のラストへ。

 

                   さすがに言えません。

 

 

 クライマックスシーンでラヴェル作曲の「ボレロ」

    が効果的に使われてました。

 

                   「ボレロ」って同じリズムパターンが延々

                      と続き、二つの旋律が交互に、これも延々

                      と続いていくんですよね。

                      確かにその時のシーンにあってました。

                     

 「ボレロ」のもう一つの特徴は曲の頭の最弱音

    から最後のクライマックスに向け、ひたすら音量

    を上げていき、最後の2小節でやっと繰り返しの

    縛りから抜け、爆発的なエンディングを迎えます。

    

    もちろん全曲が流れる訳ではありませんが、監督

    の趣味の良さが出てたと思います。

    

                  それでは次の映画、楽しみにしてます。