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□□□□□□□□□□□□□□□□□映画の紹介□□□□□□□□□□□□□□□□□
実はネットでサムネはよく見かけていましたが、ちょっと怪しげなタイトルでスル
ーしてましたが、だんだん気になるタイトルの映画が無くなってきて、ちょっと観
てみようと見始めた映画でなんです。
映画といってもドラマです。それを期間限定で映画館で公開してます。冒頭で何か
のシナリオ大賞を獲ったとあって、俄然好奇心が増してきました。映画は何といって
も、シナリオと俳優人が揃ってコソですからね。
- 三辺陽子(商社営業事務・独身OL) - 永作博美
- 今西由起夫(商社課長、失踪) - 西島秀俊
- 今西の幼なじみ - 板尾創路
- 島田剛(漫画家の卵、今西の隣人) - 劇団ひとり
- 田中一(今西を探す社員) - 田中圭
- 里中(今西の元同僚) - 勝村政信
- 柴田(河井)のりこ(保険勧誘員、今西の友人と結婚するが離婚) - ふせえり
- 里中の妻(パート勤務) - 佐津川愛美
- 原田(予備校講師、妻と愛人の3人暮らしで生徒と不倫) - 北村有起哉
- 原田の妻 - 奥貫薫
- 功太夫(義太夫の師匠) - 河原崎建三
- 今西の母 ‐ 遠山景織子
- 伊東部長(今西の上司、自殺) - 國村隼
- 陽子の婚約者(地方工場経営) - ムロツヨシ
- 伊東牧子(伊藤部長の妻) - 石野真子
西島秀俊さん、ちょっと今と少し顔つきが違う感じです。2010年のドラマなの
で、40歳位の時ですね。
□□□□□□□□□□□□□□□□□映画の内容□□□□□□□□□□□□□□□□□
永作博美演ずる商社のOL、三辺陽子がある日出社すると社内が騒然としていて、部
長が自殺したと知ります。
同じ部署の課長、今西由紀夫がその日から姿を消します。この課長が西島秀俊さん
です。そして会社は今西に最も近いと思われている陽子に最優先で行方を追うよう
指示が出るんですね。今西には一億円横領の疑いがかかっていたのです。
陽子が知っている今西は有能で、人当たりの良い人でしたが、今西の足跡を追って
いる内に違う姿が見えてきます。
今西は人生の岐路に立っている人に、リスクの高い道を選択させるよう仕向けて居
ます。多分、多くの人に。
今西由紀夫は義太夫の師匠の妾の子だったんです。実子の才能の無さにある日、突
然師匠が由紀夫を連れてきます。その才能あふれる語りに実子や他の弟子からいじ
めを受けるようになります。
その準備として由紀夫はある日から凡庸な語りになり、師匠や他の弟子から見捨て
られるよう仕向けます。そしていよいよ実子の初舞台の日を迎えます。
初舞台の準備で控えていた実子を欺いて、由紀夫自身が舞台に上がり喝采を浴びる
んです。
タイトルの「蛇のひと」の意味がここにきて明確になります。初舞台を奪われた実
子はですが由紀夫の才能を目の当たりにして自分の将来に悲観し師匠夫婦を殺してし
まいます。「なんでこんなこと」と問われた実子は、由紀夫に向かって「お前のせ
いや、お前の望み通りにしてやる」と自らの喉を掻き切ります。
幼馴染からそういう話を聞いた後、前から誘われていたこともあって大阪の婚約者
の家を訪ねると、何とそこに今西がいました。婚約者の会社に勤めていたんです。
そうです、今西は自分の周囲の人間を不幸に陥れてきて次は陽子に狙いを定めた訳
です。今西は言葉巧みに陽子に、婚約者との結婚を諦め自分と一緒に遠くに行こう
と誘います。
”ネタバレ”と断ってるとは言え、映画の結末は伏せておきましょう。
□□□□□□□□□□□□□□□□言いたい邦題□□□□□□□□□□□□□□□□
元々映画として作られたものではありません、それを承知で言うとやっぱり映画と
しては重要な要素が欠けていますよね。
映画って、人間ドラマに感動したり、見惚れるアクションに唖然としたり、その場
に居ながら別の世界を見せてもらったり、と様々なリアクションがあるものだと思
うんですよ。スリラー映画でゾッとしたり、推理映画で謎解きを楽しんだりするの
もそうですね。
少なくとも私には観終わって何の関興も起きませんでした。今西は陰湿な人物では
あるんですが、例えばハンニバル・レクターのように猟奇的でもないですし。見応
えのあるようなシーンもありませんしね。
最初から最後まで目が離せなかったのは確かで、これはシナリオのおかげでしょ
う。