お馴染み007シリーズの15作目。昔、レーザーディスクを持っていてよく観たものです。今回改めて観ました。

 

社会風刺も人間模様も無し。単純明快な娯楽のための映画。

 

これぞ映画、というべき傑作です。

 

ジェームス・ボンド役をティモシー・ダルトンが初めて演じていますが、初代のショーン・コネリー、ロジャー・ムーアから3代目で、より人間味が増したボンドは評価が分かれるかも知れません。

 

目まぐるしく動く話の展開の面白さ、トム・クルーズの「ミッション インポッシブル」の原点のような大掛かりなアクションシーンの数々。

 

海あり、山あり、空ありと最初から最後まで見どころ満載です。それを飽きさせることなく魅せてくれるティモシー・ダルトンが悪い訳がありません。

 

最後、九死に一生を得たボンドが美女と行方をくらますお馴染みのラストシーンも今作では一味違った魅せ方をします。

 

いい映画です。