先日、誕生日を迎えて26歳になった。

そしてこの誰も見ていないブログを始めてみたのである。

 

 どうも私は自分の誕生日が好きではない。

1日中ソワソワしてしまう、浮足立った感じが落ち着かない。

誰かに祝ってもらえるかなという期待と誕生日だと知られてしまうと「おめでとう」と言わなくてはいけない雰囲気になるので申し訳ないという気持ちが混在して情緒不安定になってしまうのだ。

 私は幼少期からホールケーキを買って家族に祝ってもらうという育ちをしていない。貧乏だったとかそういうわけではなく、きょうだいが3人もいるので単純にめんどくさかったのであろう。だからなのかわからないが、誕生日にホールケーキを食べるということに憧れがある。友人がInstagramで彼氏や友人にホールケーキと風船で祝われているのを見るとなんとも言えない劣等感に苛まれる。なぜこの子には祝ってくれる(ホールケーキを買ってくれる)家族や彼氏がいるのに私にはいないのかと思ってしまう。憧れとは恐ろしい。誰か私に「憧れるのはやめましょう」と言ってはくれないだろうか。

 

 余談だが、最近は担任の先生の誕生日を祝うという文化もなくなてしまったようだ。私は自分で言うのもなんだが、生徒には比較的に好かれていると思う。年が近いからだ。なのにみんな知らないふりをするんだなあ。私が高校生の頃はおじさんの担任の誕生日をみんなで祝って楽しかった思い出があるため、さみしい。考えてみると高校生同士の誕生日もかなり淡白である。コンビニでお菓子を買って渡すだけとか、仲が良ければバイト代でデパコスをあげるとか。なんだそれ。色紙に寄せ書きとかサプライズでケーキを部室の冷蔵庫に隠しておくとかないのか。嫌な時代だな。人の温かみなどなにもない。