イギリス🇬🇧の痛快スパイ映画『007/私を愛したスパイ』でリチャード・キールがジョーズ役で鋼の歯を持つ男を演じました。現在歯槽膿漏で治療をすることになった私は、あの何でも噛み砕いてしまう頑丈なジョーズの🦷歯を思い出したのであります。そこで47年前の007シリーズを少しご紹介します。
制作国：イギリス🇬🇧アメリカ🇺🇸
公開日：イギリス🇬🇧1977年7月7日、アメリカ🇺🇸1977年7月13日、日本🇯🇵1977年12/10
原作：イアン・フレミング
制作：アルバート・R、ブロッコリ
監督：ルイス・ギルバート
脚本：クリストファー・ウッド、リチャード・マイボーム
主題歌：カーリー・サイモン『Nobody Does It Better』アカデミー賞主題歌賞にノミネート
出演：
ジェームズ・ボンド（サー・ロジャー・ムーア/2003年よりサーの称号を持つ）
アニヤ・アマソヴァ（バーバラ・バック）
スタランバーグ（クルト・ユルゲンス）
ジョーズ（リチャード・キール）
鋼の歯を持つ敵役でありながら、人間味のある敵として人気者となり、次作「ムーンレイカー』にも出演。218cmの長身で鋼の歯を持ち怪力の敵であったが、のちに改心する。あの鋼の歯のインパクトは凄まじく一度見たら忘れられません。私は夢に出てくるほどでした。
敵役でおそろしい演出のジョーズ（リチャード・キール）ですが、実際の彼は心優しくスタッフ皆に愛されていました。撮影時につける鋼の歯は着け心地が悪く痛くて数分も付けれるものではなかったそうですが、リチャード・キールは黙々と演技に専念したそうです。鋼の歯を持つ敵役の人間離れしたところを補うために人間味を持ったキャラクターにしたいとプロデューサーへ提案。その後、ジョーズの人気が出てフィギア人形までできた。屈強な大男であるが、ちょっとしたしぐさや行動に人柄の良さが人間味として出るのですね。次作『ムーンレイカー』にも登場することになり、ユーモラスな演出が一段と増すことになります。007で敵役が連続して登場したのはリチャード・キールのジョーズ役が初めて。
彼は007以外でも国内外で多数出演しておられます。1963年『名犬ラッシーの大冒険』1974年『ロンゲスト・ヤード』1977年『007私を愛したスパイ』1978年『ナバロンの嵐』1979年『ムーンレイカー』1984年『キヤノンボール2』香港コメディ映画『皇帝密使』1985年『ペイルライダー』2010年の『塔の上のラプンツェル』では声優を担当など。また、日本未公開だが1991年制作の『The Giant of Thunder Mountain（原題）』では、エグゼクティブ・プロデューサーと脚本・主演を務めている。作品内容は大男と少女の愛らしいファンタジーだそう。
残念ながら2014年に74歳で亡くなられています。ご逝去が報じられた日の1週間前はサー・ロジャー・ムーアとラジオ放送に出演されていたとのことです。彼のコメント：「とても取り乱しており、リチャードの死を受け入れることができない。」2人は映画共演後も親しい関係を続けておられたそうです。サー・ロジャー・ムーアの悲しみはいかばかりかと推察されます。リチャード・キールのことを「とても思いやりがあって優しい男性である」とご自身の自伝にも書かれています。その他にも彼を知る人々の悲しみのコメントが溢れていました。今なお007シリーズ、敵役や豪快な人気俳優として上位に名前が上がる忘れられない俳優リチャード・キール。多くの人々に親しまれていました。数年前に事故に合い、俳優生活からは遠ざかっておられたそうです。突然の訃報に友人、知人、多くのファンからも哀悼のメッセージが送られて心優しき俳優の死を悼んでいることが伝わります。心よりご冥福をお祈りいたします。
本作は007シリーズ10作目。前作が興行不振だったため、ロジャー・ムーアの降板も検討されたそうですが継続出演。そして過去最高記録となる1億8540万ドルを叩き出します。しかし、この年は『スターウォーズ』『未知との遭遇』『サタデー・ナイト・フィーバー』という大ヒット作品が次々と公開された年でもあります。『007私を愛したスパイ』の興行結果は『スターウォーズ』『未知との遭遇』に次いで3位となりました。（アメリカ🇺🇸）
日本🇯🇵では『スターウォーズ』『未知との遭遇』『サタデー・ナイト・フィーバー』は1978年公開です。ブルース・リーの「死亡遊戯』も1978年公開です。邦画では『野生の証明』『柳生一族の陰謀』『霧の旗』百恵ちゃん主演、『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』が同年公開。ヤマトの主題歌は沢田研二・ジュリーでしたね。どこの映画館も超満員でした。（この時代は立ち見がありましたので超満員。そんな熱量のある時代でした）1978年度の年間日本国内興行結果は『スターウォーズ』1位『未知との遭遇』2位に続き、『007私を愛したスパイ』は3位でした（1977/12/10公開）私はこの素晴らしい映画群の真っ只中にいることができましたー素晴らしい年でした
【サー・ロジャー・ムーア】
1973年『死ぬのは奴らだ』1974年『黄金銃を持つ男』1977年『私を愛したスパイ』1979年『ムーンレイカー』1981年『ユア・アイズ・オンリー』1983年『オクトパシー』1985年『美しき獲物たち』全部素晴らしい。
2017年に療養先のスイスで89歳で亡くなられました。ご逝去の報の後、多くの著名人から数々の声明が発表されました。ユーモラスな面がたくさんあっていつも楽しませてくれたこと、寛容で優しく完璧な紳士だったことなど、彼の素晴らしい人柄を讃え悲しむ内容ばかりでした。オードリー・ヘップバーンからユニセフに紹介され1991年から親善大使も務められていて、身近な友人知人だけでなく世界中の子どもたちのことを考え活動されていました。心よりご冥福をお祈りいたします。
サー・ロジャー・ムーアがジェームズ・ボンドの頃は毎年のように007があった時代です。近頃は制作されておらず、寂しい限り。ボールペンが盗聴器やカメラだったり、トレーラーの中から車が急発進したり、山の頂上の湖が開いて秘密組織があったり…空飛ぶ車も007でしたよね。（もしかしてサンダーバードとかぶってたらごめんなさい）子どもの頃から何度も痛快アクションシーンを見せてもらいました。危機が迫る中でウィットに富んだジョークもまた粋でしたね。いつの日か、またあの素晴らしい娯楽映画を観たいものです。
ところででありますが、お話しは007ジョーズの鋼の歯を持つ男を思い出した私の歯のお話へ
【🦷歯槽膿漏 治療方法】
私ごとですが、体調を崩して、顔を洗うのも辛くお風呂にも入れなくなり、歯磨きも怠った結果、歯槽膿漏が進行し歯茎が弱り、手術することになりました
歯を支えている骨が溶けて失われてしまい、それを再生させる手術です。これ以上歯磨きを怠ると歯が抜けていってしまうとか…。アラ還の私なんですが、「この年齢ではちょっと早すぎるよ」と歯医者さんに言われてしまいました
歯槽膿漏は治癒することはなく、現状を何とか維持する他ないそうです。
皆様、どうか日頃の歯磨きを丁寧に続けてください。歯石を取りに定期的に歯医者さんへ通うことはお肌のお手入れに匹敵する価値ありです。一本歯が残っているかいないかで、入れ歯作成時にも大きく影響します。
「総入れ歯になると歯茎と合わせるのにひどく痛い思いをするそうです」【母談）
しんどい時に顔を洗うこともできないのに歯磨きなんて出来ない。そうなのです。できませんよね。私はできませんでした。何ヶ月も歯磨きをおサボりしていた私なんですが、奇跡的に虫歯にはなっていませんでした。歯茎が腫れてきていたので歯医者さんへ行くと、恐ろしく歯槽膿漏が進んでおり、先生もびっくりされていました。私の場合、食いしばりがあり、それが歯茎を弱める一因でもあるそうです
以前はマウスピースを付けて保護していたのですが、しんどくてそれもつけなくなり、どんどん悪化の一途を辿っていったのです
このようなことで、歯と歯茎の隙間が10ミリ以上もあり、細菌が溜まってしまったのです。手術前に歯茎の深い溝の中の歯垢、歯石、細菌を綺麗にしてから、手術となります。歯茎をパカっと切ってめくっての処置です。縫いますので約2週間食事や歯磨きなど大変です。実は今回2度目です
手術箇所は異なりますが。
手術を言い渡された後は歯磨きをしっかりしていたのですが、あまりに歯茎の状態が悪く、膿が出てきました…歯科衛生士さんから「歯槽膿漏は悪くなるとあっという間に歯が抜けてしまいますよ。日頃からおうちでのお手入れを頑張っていきましょう」と歯間ブラシの種類や磨き方を細かく教えていただき指導を受けました。「歯が抜けていく」という表現はあまりに強烈で心臓バクバクが止まりませんでした
🦷私みたいに、こんなことにならないように、皆様どうぞ定期的に歯石取りに歯医者さんへ行って健康な歯を維持してください。