皆様、こんにちは😊
お預かりのライリーですが、
日曜日にお見合いし、そのままトライアルに入りました！！
里親様のお宅には先住のわんちゃんがいるので、譲渡が決定するのはしばらくの間、相性をみないと分からないのですが、里親様はライリーに強い思いを寄せて下さり、会える日を楽しみに待って下さっていました。
本当に有難いです☺️
私が猟犬をお預かりする際、一番大切にしていることは、我が家の犬たちと分け隔てなく同じ生活をさせる事です。
猟犬たち、特に実猟の子たちはお散歩の際に匂いに反応して引っ張ったり、飢えてきた事から食べ物への執着も凄まじいので、興奮が高い子が多いのです。
もちろん、そうでない子もいますが。
引き出したら、まずはもう食べられないという程ご飯をお腹いっぱい食べさせます。
お腹を多少壊しても、食べたくて仕方がないので、その気持ちを満たしてあげます。
1週間ほどしたら、徐々に同じ生活をしてもらい、あらゆる場面で、それはいけない‼︎ ということを伝え続けることで、覚えていってくれます。
もちろん我が家の犬たちの指導も受けます😅
それはいずれ迎えて頂く里親様のお家でスムーズにトライアルに入っていけるようにするためです。
ライリー、私が帰る時には必死になって後追いをしましたが、心を鬼にして帰宅しました。
その後が心配で様子をお聞きしましたが、あちこちにオシッコをしたようです。
我が家ではして欲しくてもお家の中では2度しかしなかったのに😓
きっと不安で不安で仕方がないのだと思います。
それでも、きっとライリーはそのお家に慣れようと努力してくれると思います。
そうやって、我が家でも3ヶ月を共に過ごしてくれました。
野犬を家族に迎えた皆様へ…
人の気配のない所でひっそり暮らしているところを捕らえられ収容されてしまいます。
岡山のセンターでは処分にならないよう職員さんも当会の仲間も懸命に人に慣らし、何とか引き出し、譲渡しますが、他県では即処分のセンターもあるようです。
あまりに理不尽過ぎます。
彼らは人を襲う事などありません。
人が怖いのですから、近寄らなければ向こうから来ることなどないのです。
センターに収容された子たちは、人が近づくと震えが止まらないそんな体で人間のことを必死に理解しようとしてくれます。
慣れるまでにはかなりの時間がかかると思いますが、どうか焦らず、その怖い気持ちを分かってあげて下さい。
飼われていたであろう犬を家族に迎えた皆様へ…
その子たちがどんな所でどんな生活をしてきたかは分かりませんが、洗ってもらった事のない汚れた体、バサバサの毛質、フィラリア陽性… などきっと大切にされなかったのだろうと想像出来ます。
繋がれたまま何年も過ごしていた子、鳴くたびに叩かれていたのかなと思う子、みんなそれぞれ心には大きな傷を負っています。
すぐには信じてもらえなくても、必ず心開いてくれる時がきます。
どうかその時まで待ってあげて下さい。
猟犬を家族に迎えた皆様へ…
よく吠える、匂いを取り引っ張る、興奮が高いなど、確かに家庭犬には向かない点が多くあります。
実猟の子たちは、鳴くこと、匂いを取れること、興奮が高いことを良しとされ、その子たちは猟犬としては優秀とされる子たち。
なので、急に鳴くな、匂いを取るなというのはあまりに無理な話なのです。
鳴けば、匂いを取れば褒めてもらえたのですから。
人のために飢えた体に鞭をうち働いてきた子たちです。
ガリガリの体でよくここまで生き抜いてくれたとまずは全てを受け入れることから始めてみて下さい。
そんな体にされてもなお、猟犬たちは人間が大好きです。
きっと、こちらの指示を聞いてくれる日がくると思います。
センターにいる子たちはみんなそれぞれ本当に可愛い子ばかりです。
生きていてくれて、ありがとう！！
そんな思いで見守って下されば… と思います。
長文になりましたが、最後まで読んで下さり、ありがとうございます🙇♀️🙇♀️
上手な文章ではありませんが、思いが伝われば嬉しいです！
収容されている犬たちに思いを寄せて…。
