皆様、こんにちは!
 
岡山県動物愛護センターでは「特別譲渡」という
 
期限付きでの里親募集を行っています。
 
この「特別譲渡」が始まる前は
 
本当に沢山…もう殆どと言っていいほどの犬猫たちが
 
「殺処分」されていたんです。
 
今は、殆どの命を助けることができていますが
 
本当に助けても助けても
 
次から次へと収容されてくるのですから
 
気が遠くなります…
 
さて、その「特別譲渡」の犬猫は
 
一般譲渡やボランティア引き出しに漏れた犬猫の
 
里親募集をしているわけですが…
 
そこにも漏れてしまう子たちがいるんです。
 
それは…
 
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この写真の愛ちゃんのように人に咬みつく犬などです。
 
愛ちゃんに会ったのは、去年の11月。
 
「この子はダメだよ!咬みつくからね。」とセンター職員さんの言葉…
 
確かに・・・
 


 
 
でも…
 
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この子の表情は決して狂暴などではない
 
本当に淋しそうな
 
不安でいっぱいの顔に見えます。
 
メンバーたちも同じ思いです。
 
助けたい!!
 
でも、助けたいという想いだけでは本当に助けることにはなりません。
 
助けた後のことも考えておかないといけません。
 
ボランティアはボランティアです。
 
咬みつき犬を預かることのできる
 
預かりさんはいるのか?
 
事故があってはいけませんから
 
誰でもが引き受けられるわけではありません。
 
皆、仕事や家庭を持ち、預かり枠もいっぱいいっぱいでの活動です。
 
でも諦められない!
 
担当職員さんに相談したら
 
「もう処分が決定している。僕の判断では何も言えない。」と…
 
「一週間だけ、私に時間を下さい!とにかくこの子をもっと知ってみたいんです!」
 
と、所長に頭をさげました。
 
暫く考えていた所長は
 
「分かった! でも、一週間経ってそれでもダメなら処分になるよ。
 
それでもいいんだね?」と…
 
 
 
咬みつく犬を引き出すということはボランティアのエゴだと批判する人も多いです。
 
無責任な行為だと非難されることも多いです。
 
確かにその通りだと思います。
 
狂暴な咬みつき犬であるなら…それは致し方ない…
 
と思える。辛くても。
 
でも
 
狂暴かどうか
 
ただ怖いだけで咬みつこうとしているのかどうか
 
確かめてみないと分かりません。
 
しかし、確かめることは怖いです。
 
私だって咬まれたり襲われたりされたくないです。
 
怖いです。
 
でも、だからといって
 
何もしないで諦めたら後悔が残ります。
 
愛ちゃんの生きる道を一週間で見つけてやらねば!
 
そう決心しました。
 
 
次回に続きます…