皆様、こんばんは(^.^)

今日は始めての投稿なので自己紹介と日頃思っている事・・・

お話をさせて下さい。

私は岡山県動物愛護センターの登録ボランティアをしています。

平成26年2月に登録して個人で活動しています。

皆様はご存知でしょうか?

犬 38,433頭 猫 123,445頭 合計161,878頭  

これは平成24年度の殺処分で犬猫の命が消された数です、

安楽死ではありません。

ガス室に入れられ苦しみながら

殺されるのです。

日本全国の保健所や愛護センターには、

この“殺処分”という命の期限を切られた犬猫が沢山います。

そして、その犬猫を助けようと奮闘しているボランティア達がいます。

しかし、

その最後の砦となるレスキューボランティアの数はまだまだ少なく、

それでも毎日のように次から次へと犬猫達は収容され、

全ての命を助けることが叶いません。

とても悔しいです。

この殺処分されている犬猫はどんな犬猫達だと思いますか?

凶暴な犬?暴れて咬みつく野犬?

いえいえ、大多数の犬猫は元飼い犬猫だったと思われる

人馴れした子達です。

そして野犬といわれ、処分される子は、

ただ怖くて怯えて固まっているだけの

狂暴とは程遠い犬なんです。

あまりの恐怖に威嚇している子はいますが

人を襲おうとしているのではないのです・・・


飼主やブリーダーによって捨てられた子もいます。

猟犬として役に立たない犬も捨てられたりしているようです。

私はよく人から「犬猫が好きなんですね~」と言われるけれど

決して犬猫好きだからボランティアをしている訳ではないんです。

「それほど好きってほどでもないです。」と答えると驚かれるけれど

自分の生活の中に犬猫がいなくても大丈夫な人です。

というより、

私は私の生活がペットを飼うほどの余裕はないと

思って生きていました。

でも・・・

人間の勝手で殺されている犬猫の存在を知ってしまえば

こんな私でも目を背けてはいられなかった。

我が家の猫達は、元捨て猫や生まれたてを保護した子達です。

目の前に助けを必要としている犬猫達がいたら、

自分が少し無理をしても助けるでしょう? 

そういう縁があって家族になった7匹の猫達がいます。

我が家の犬は、3頭。 

行き場のなかったラブラドール、

8年放浪していて保護されていたMixちゃん、

センターからのレスキュー犬で里子に行っていたけど、

散歩中に逃げて迷子になって捜して連れ帰り

我が家の子になったMix君。

そして、現在保護中の4頭のワンコ達です。

犬猫大好き人間でもなかった私ですが、

関わり合った子達は

どの子も最高に可愛いですよ。

私は、人間の勝手で無責任な飼い方をして捨てたり、

虐待したり、殺したり、、、

同じ人間としてそういうことが許せないです。

でも、いくら許せないと思っても私は無力です。

そういう無責任な人全ての意識を変えたり

世の中を変えたりすることはできません。

初めて「殺処分」の現実を知った時、私は無力だ、

辛くても腹立たしくても何も出来ない。そう思いました。

でも、ある時、私は無力ではなく、せめて微力になろうと思いました。

微力ではあるけれど自分が少し無理をしたら出来ることはある。

何もできないと、何もしなければ無力だけど

何か自分に出来ることで行動すれば、

それは微力であっても無力ではない。

そして今は、その一人の力は小さくても

多くの人が集まれば強い力になると思っています。

まずは一人でも多くの人にこの現実を知ってもらいたい。

この罪もない尊い命達が人間の勝手な都合で

殺され続けていることを・・・


もし、何も感じない人がいたとしたら恐ろしいことです。

今の世の中は

たった一つの代わりのない命の重さ尊さを知らない人が増えています。

だから、無差別殺人や

ただ誰でもいいから殺したかった、などという

恐ろしい事件が後を絶たないのだと思います。

このボランティアを始めて、

周りの人に「殺処分」やボランティアの話をすると

嫌な顔をする人もいます。

たかが犬猫の事で・・・と言う人もいます。

そうですかね?同じじゃないですかね?


人間同士のことなら真剣になれますか?


人の事はどうでもいい・・・

自分さえよければそれでいい・・・に繋がってると

私は思うんですよね。 

先日、お子さんの為にワンちゃんを飼いたいとのことで

我が家に保護っ子達を見に来られ、

お子さんの為に人馴れしたワンちゃんをと

思っていた私に、

怯えて固まっているワンちゃんを見て

「この子がいいです。子供にとって最高のパートナーになってくれますよ。」

と仰られたパパさん。

まだ小学生のお子さんと保健所やセンターのお話をして、

こうして人間に怯えているのは人間がそうさせたんだよ。

これからはいっぱい優しさを教えてあげようね。と

お話されていました。 

すごく嬉しくて すごく教えられました。


物言わぬ動物が教えてくれる言葉以上の大切なこと。

言葉を持つ人間が語れないなんて勿体ないことですよね。


ちなみに、そのワンちゃんは

2週間でお散歩できるようになりました!

何もしなければ「殺処分」され

失われていた命です。


この地球も人間たちだけのものじゃない。


「殺処分」からも広がる話が沢山あると思うんですよね。


とっても大事な大事な話が・・・

 
目を背けないで・・・ください・・・



こんな私のブログですが、可愛い保護っ子達の様子も載せていきます。

今日はお話だけですみません。

宜しくお願いします!