12月29日の昼ごろ一本の電話を受けました。
電話をかけてきたのは、ピアノを教えていた頃のお弟子さんでした。ピアノを教えなくなってからもずーーーっと仲良しの家族です。
「あつこせんせい・・・ ママが 今朝 息をひきとりました・・・明日 お通夜で、明後日がお葬式なんですが・・・」
「ママからの遺言で どうしても ベートーヴェンの『月光』で見送って欲しい・・・と 」
「あつこせんせい・・・・ ピアノの演奏 おねがいできませんか?」
もちろん、
喜んで、二つ返事で・・・引き受けました。
昨日のお通夜・・・そして 今日の告別式。
ママの思い出の曲を、20年前からの思い出をたどって、セレモニーの間のBGMを選曲しました。
娘さん二人とママの3人が一緒にピアノを習いに我が家に来ていただいていたので
いつもいつも3人一緒の3姉妹のようでした。
なくなられたママが 大好きでたまらなかったベートーヴェンの「月光」で
棺の中にカサブランカ(このお花も大好きだったから)を入れて
出棺の時には、大好きだった松田聖子ちゃんの赤いスイートピーで見送りました。
斎場でピアノをひきつつ・・・半年ほど前に お話を聞かせてくださったネイティブアメリカンの マリリンの話が頭をよぎりました。
死は決して悲しいものではないのよ。
地球という学校からの卒業。
時期や卒業の仕方は その人が自分で選択している。
だからいつでも自分のベストをつくすことが大切。
地球という場、地球という学校で、お互いが学びあい、
学ぶべきものを与えたその魂はこの世をベストなタイミングで去っていきます。
教える為に生まれてきたのだから
何歳であれ 教える使命が終わったらこの世を去るのだと・・・
↑ なんせうろ覚えなので、言葉のこまかいところまでは うまく伝えれないかもしれませんが
こんな感じのないようでした。
残された家族も含め、 近いところでそれを見守らせてもらった私にも
たくさんの学びをいただきました。
あっちの世界に行ったら まず一番に笑って会いに行きたいです。
亡くなられたママはね、10年以上前 ネイルがまだこんなにも世の中に広まる前に
すっかりはまって、ネイルアートのすべての小道具を買い込んで、器用な腕前で、いつもきれいにネイルアートをした爪をしていらっしゃいました。
もちろん、めっちゃおしゃれで お洋服もかわいいものばかり身に着けていた方です。
「絶対にね、 月光だけは弾けるようになりたいの・・・・」と 本来の爪から2センチは飛び出しているような爪でレッスンに通われてたことが いま思い出しても クスッと笑えます。
昨日も 娘さん二人とその話で大笑い・・・
月光の曲は カチャカチャ音がなるもんだと思ってたーーーって(笑)(←爪がどうしても鍵盤にあたるため)
今頃・・・抜け出た魂のママは、明るく元気な二人の子供達のこと きっと気にしてるだろうなぁ・・・
ママの代わりにはなれないけれど、
きっと困ったことがあったら
私に相談しにきてくれる気がするよー。
安心して 天国で見ていてくださいね。
たくさんたくさん・・・・ ありがとう・・・・
若すぎる旅立ちに しばらくは泣いちゃうと思うけど・・・
すぐに笑えるようになるからね。
ママ 享年49歳・・・(あ 年齢をバラすと私しかられるかも・・・))))(汗)
ご冥福をお祈りします。