職場の店長には

癌が肝臓に転移してあったこと

手術が決まったこと

入院になることを報告しました





病院や所要で3連休だった私





店長から更に上司に連絡が行き




その日のうちに本社勤務の

上司達から何人も

携帯に電話を頂きました





本当は内心

私はきっとみんなに





あの子は助からないだろうと

ひそひそ言われたり

好奇な目で見られるんじゃ

ないかと思っていたのです





仕事となれば当然

上司に厳しいことを言われたり

したこともあったので

特別、私が可愛がられていた

わけじゃありません





でも癌になったら

急にみんな すご~く優しくて





取り柄のない

ただの平社員の私を

みんなが励ましてくれました





ありがたいなって

素直に思った…お願い





だから私は、元気になったら

仕事戻りたいって

思えたのかもしれない


 








そして





みなさんからもらった言葉には

モチベーションを保つヒントが

あれこれあった





例えば

「ガンとうまく付き合いながら

働いてる子がいる」





これは、不安しかない私に

癌があっても何かが

すべて奪われるわけじゃないって

ことや、癌があっても

働けるという安心感に繋がった





もうひとつは

「頑張りすぎないように頑張れ」





ほんとに

ほどほどにでいいんですよね




自分のペースでいいし




体がボロボロになるまで

頑張らなくてもいいです




私は楽天的な性格だと

思っていたのに




ダメな自分をなんとかしようと

いつも必死でした





思い返せば

今までずーっと苦しかった





その苦しさこそが、病気を

引き起こしたのかもしれない




自分を許そう…

そう思えた言葉でした









癌になってしまって

本当に悲しかったです




でも命を失いかけたからこそ

人の優しさ、温かさ、

その言葉一つ一つが染みました





自分を見つめ直す

機会もできました





癌にならなかったら

私はずっと苦しいまま

走り続けていたかもしれない




ふと、そんな風に思いました