完全にグレた。

誰かが言っていた。


『男を忘れるには男しかいない。』


たまたま友達の男友達2人と4人で遊ぶことになった。

仮に、A君とB君として、

A 君は日焼けしていて短髪の筋肉質。

B君は背が高くて色白で見るからにモテそうな感じだった。

私の友達はB君のことが気になっていた。


4つ上だったこともあり、なんか落ち着いていて彼らが大人に感じた。

4人で遊ぶのが本当に楽しかった。

A君の家で飲んだり、ゲームをしたり。


いつの間にかA君の隣にいることが多くなってた。


A君は笑った顔が犬みたいだ。

みんなから愛されて太陽みたいな人。


最初は4人だったのに、2人で遊ぶことも増えた。ドライブしたりご飯食べたり。

はたからみたら付き合ってると思われるくらい。

でも、私の気持ちを聞いてくることもなかったし付き合うっていう形がなくてもいいと思った。


別れてからA君といることで彼のことを考えなくてすんでいたのに、彼からは普通に連絡がくる。もう元彼だけど。


なにしてる?とか。

いつ暇?とか。


これが俗に言うキープってヤツか。

フッたのおまえだろ?


でも私も遊んでいる人がいるって言えないのは

ズルいから。


元彼と会うこともあった。共通の友達も一緒だけど。

ある時、元彼の友達と友達の家で3人でいたらA君から電話がきた。

私は何も考えずに電話に出た。


A君「何してる?」

私「友達とゲームしてるよー!」

A君「そっかー。会えるかな?って思って電話しただけだから気にしないで。」

私「うーん。どうしようかな。もう少しで帰ろうと思ったから会えるかも。もうちょっとしたらまた電話するね!」

A君「わかった!でも無理しないでね」


電話を切った。



その直後、元彼が

「今の誰?」

と冷たい声で聞いてきた。


「え?友達だよ?」と答えて

すぐさま

「男じゃん。向こうの声もれてんだよ!」


なんか怒ってる。


いやいや関係ないっしょ?

もしかして嫉妬なのかなと少し思った。


それから彼は結構お酒を飲んでたこともあり寝てしまった。


友達と2人で少し話してると、彼の携帯に何回も着信が鳴った。

あまりにしつこいので、画面を見ると

A子(仮)と出ていた。


びっくりした。

そのまま友達の方を見ると、やべぇ!みたいな

顔をしているから私も知ってんな、コイツ。

と思って無理やり話をさせた。


「いや、絶対私には黙ってて欲しいって言われてるんだけど、、、アイツ彼女いるんだよ。その着信のA子。なのにいつもおまえ誘ったり、さっきも急に嫉妬みたいにキレたりアイツ何考えてるかわかんねー。」  と…。


は?


え?じゃあ私と別れたのそーゆうこと?


ムカつきすぎて、友達の家出てA君に会った。

A君には元彼の話をした。

ただただ聞いてくれた。癒やされた。



でも私の怒りはおさまらなかった。


どうしても確かめたいことがあった。


もしかしてまた浮気されてて二股かけててもう1人の女の方を選んだのか。


後日、彼以外の状況を知る友達たちと二股疑惑について会議をすることになった。