学習内容を身につけるためには、

 

① わかる
② できる
③ なれる

 

の3つのステップを踏みます。

 

勿論、わかっていなくても、覚えていさえすれば、点数になるものもあります。

 

例えば、社会の歴史分野で、いくつかの事件を年代順に並べる問題などは、
わかっていなくても、覚えていれば正解は得られます。

 

でも、どうしてそんな事件が起こったのかが、大きな歴史の流れの中で理解できていれば、
楽に覚えることができるはずです。

わかることは算数に限らず重要です。

 

 

ただ、わかるためには、それなりの努力が必要になります。

 

一読して理解できることもありますが、

それは、その内容に関してすでに知識を持っている場合です。
新しいことを学ぶ場合は、多くの場合、新しい知識の獲得が必要になり、
点として存在する新しい知識を結んで線にし、線を広げて面にしていかなければなりません。

それが考えるということです。

 

 

そして、考えることは、運動することと同様、エネルギーを消費します。

 

一所懸命考えれば、大量のエネルギーを消費します。
だから、正しい方法で勉強した後は、ものすごい疲労感を感じるはずです。

 

聞くところによれば、プロ棋士は一局終えると、体重が2kgくらい減るそうです。
マラソンランナーが1レース走り終えると、体重が5kgくらい減るということと比べても、
ものすごいエネルギー消費量です。

 

脳を使うということは、身体を使うことと同じくらい、

あるいはそれ以上にエネルギーを消費するということです。

 

私も、昔、あるテストを受験した後、疲労感ですぐには立ち上がれず、
他の受験生が全員教室を出てしまって、しばらくしてから、
一人でフラフラしながら、ゆっくりと教室を出たことがあります。

 

 

でも、お子さんって授業が終わっても元気いっぱいですよね。

授業を楽しんでくれているのは良いのですが、勉強をしているという印象は持てません。
勉強、考えることの意味、意義、方法を知らないからです。

まあ、「勉強させられないお前が悪い」と言われれば、一言もないのですが…。

 

 

ただ、問題となるのは、
運動の場合、身体の使い方は言葉で説明しやすく、お手本も見せられますし、
習う方も、すぐに真似できるかどうかは別にして、どのように体を使ったらよいかは理解はできますが、
勉強の場合、脳の使い方はと一応言葉で説明することもできますし、お手本も見せられますが、
それを習う方が正しく理解することが難しいということです。

 

 

でも、考えないとわかりませんし、わからなければ、覚えることを繰り返すことになります。

 

考える練習はできるだけ早い時期から始めてください。

受験勉強は4年生からでも十分です。
でも、受験勉強を始めてから考える練習を始めているのでは遅きに失します。

 

お子さんがすでに4年生になってしまっているのなら、

やむを得ないので、受験勉強に並行して、考える練習をしてください。

 

 

考える練習の仕方については、また別の機会に…。
では、今回は失礼いたします。

 

 

 

 

長文を最後まで読んでいただきましてありがとうございます。感謝いたします。
あなたにすべての良きことが雪崩のごとくおきます。

 

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