日本では水道の蛇口をひねればキレイな水が出ますね。
しかし、世界の国々では飲み水を手に入れるために何キロも歩いて
家族の飲み水を確保しなければいけない国が多くあります。
こんな現実を少しでも知っていただき、恵まれた社会で生きている私たちが
水という貴重な資源を大切にしなければいけないのです。
「水の問題」
それは、アジア・アフリカをはじめとする途上国地域はもちろんのこと、先進国においても、世界の人々の命、生活、そして経済を考える上で、最重要事項が「水」の問題だからなのです。
「水」は、人々の命を、直接的にも間接的にも支えているもっとも重要な「資源」です。
まず、「安全な飲料水の確保」は人々の健康や命の問題につながります。
実際に、世界では毎年180万人の子供たちが不衛生な水等を原因とする病で命を落としています。
次に「農業用水の安定供給」は食料の問題につながります。
さらに「下水対策、水質汚染対策」は環境や公衆衛生の問題につながります。
そして突発的な洪水や台風などにも応じられる「治水対策」は、人々の生命や財産を守るために、なにより地域社会の安定にとって不可欠です。
いわゆる地球環境問題の筆頭に挙げられる「気候変動」。
実は温暖化を含め、気候変動で一番影響を受けるのが「水」資源です。
降雨のパターンが従来と変わり、渇水や洪水が起きやすくなる。
途上国ばかりでなく、日本においてもここ数年水の被害に関するニュースは後を絶ちません。
それだけに、水資源の保全や治水のために「適切な水資源の管理や気候変動への対応」が重要な課題となってくるわけです。
では、日本は、世界が直面する水問題に対して、どんな貢献ができるのでしょうか?
- 世界の“水”が支配される!―グローバル水企業(ウオーター・バロン)の恐るべき実態/国際調査ジャーナリスト協会(ICIJ)
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