3年前に、奈良のお義母さんが 突然に 我が家にいらして 我が家でお世話することになったのは 青天の霹靂でした。
人間関係の危うさというか 解りあえないことに 本当に苦しんだこの3年間でした。
まだまだ この不本意な状態が続くのかと思うと しんどいし 残念なことです。
  
義母は しばらく家にいましたが ご自分が望んで 女専(今の大学)時代のお友達の入っている施設に入られました。
 私たち夫婦は仕事がありますし、すぐ下の義弟の家と行ったり来たりは、義母ご自身も落ち着かなかったのかもしれません。
 それ以来、平日は施設に、週末や祝日は 我が家か義弟のところに外泊して、過ごしています。逆ショートステイです。

  アルツハイマーは なんとか進行は、いろんなことを試みて緩やかですが、直近のことが記憶に残らないというのは ご自身にとっても辛いことだと思いますが、根が楽天家でさっぱりしている方なので、笑い飛ばしてるところが 可愛いのです。
 
  一昨日も ご自分の生家に行き、私たちと息子と筍掘りに行き、楽しく過ごしましたが、帰宅すると、もうその記憶がなくって、撮った写真で 記憶をよみがえらせてもらってます。
 でも 「今」 話している内容に対しての思慮、意思はとても明確で、適格なので、 初対面の方は病気に気が付かないと思います。
 とにかく、「今」思ったり 書いたりすることは 義母の真実なのだと確信しています。
記憶が入らないだけで、昔は 認知症と言わず 痴呆症と言ったことは誤りだと実感できます。
イメージ 1義母の生家のしゃくなげ

ただ とても素直だし、深く考えるということが苦手になってきているので、簡単に人に騙されてしまうだろうなとは思います。
 今の世の中 一人暮らしのご老人をだましてお金を得るということは 実に容易く、なので 頻発しているのでしょう。