こんにちは、しあわせです。


母は明るく社交的で、働き者


洋裁の仕事をしていて

私が子どものころ、学校から帰ると

いつもミシンを踏んでいました。


よそ行きの洋服や中学、高校の制服も

すべて、母が型紙をとり、縫製してくれたものです。


友人も多く、旅行や踊りやカラオケなど

良く出かけてました。

お酒も大好きで、とても活動的


おしゃれも大好きで

若く見られる母は子どもながら自慢でした。




その母が4年ほど前、脳出血で倒れ

大きな手術をして、なんとか一命はとりとめました。


半年のリハビリを受け、

多少の麻痺はあったものの

自分で歩けるほどまで回復しました。


記憶や話す事などはほとんど問題なかったのですが

高次脳機能障害は残り,洋服の袖を通したり

ボタンを掛けたりすることが難しくなりました。


そんな状況のなか、

あんなにも明るかった母が

酷く落ち込むようになりました。


私も同じ病気を経験した皆さんもそうだと思うのですが

病気をすれば誰でも気持ちは沈みます。

欝っぽくもなります。


しかし、思うようにならない自分の体をなげき

暗く沈む母をみるのは辛かった。


娘にとって


母の体が不自由になって、手を借さなけれならない

ことが増えるより

暗く沈んで前向きになれないでいる母を見ること

のほうが

 

辛く悲しいことだぁ


と思いました。



その後の母は、周りのサポートもあり

デイサービスへ通い始め

明るさは取り戻したのですが


残念ながら骨髄異型性症候群という

血液を造れなくなる病気になり

体の機能を少しずつ失い、

一年半前、父を追いかけるように

亡くなってしまいました。


母の生き方、老いること、病気をすること

私にいろんなことを問いかけ

教えてくれたなぁと思っています。