陶彩画展へ行ってきました】
昨日は草場一壽さんの
陶彩画展へ行ってきました。
陶彩画とは、
有田焼の手法を使って、
草場さんご自身が
20数年に渡る研究の末に
開発した独自の技法なんだそうです。
焼き物の絵画なんて初めて見ました。
陶彩画は白い陶板に
釉薬で絵付けを行いますが、
一度絵付けをしては焼成し、
さらに上から違う色で
絵付けをしては焼成し、と、
十数回にも及ぶ窯入れを
繰り返しながら描いていくそうです。
立体的で、見る角度によって
色が変わって見えたりします。
中には製作に
5ヶ月以上かかっているものも。
菩薩や観音様の絵に、
深い癒しと
吸い込まれるような、
包まれるような感じで、
時が止まり、
龍の絵では、
いのち、
エネルギーが溢れていて、
何かがこちらにやってくるような感じで
時が止まりました。
特に私は今回は
パンフレットにも掲載されていた、
黄金の龍の絵に釘付けでした。
なにか目が離せない。
そこに添えてある言葉が、
またぐっとくるのでした。
一筆一筆が
細かくて、繊細です。
ちょっとのタッチの差で、
表情や与える雰囲気が変わってしまう。
５か月の間、
こんなにも一つの作品に向き合い、
一筆一筆に向き合い、
いのちと向き合っているのかと思うと、
言葉がないです。
一筆一筆の大切さ。
作品への想い。
私も大切にしていきたい。
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奥村陽子