僕は、波打ち際に立ち
ただじっと波の音を聴いている
波が岸に打ち寄せては
沖の方へ返していく
ただ見つめているだけで
ただ聴いているだけで
心が静かに穏やかになっていく
生きていると、様々な出来事に出遭う
時には、生じた思考と感情の波に
さらわれそうになったり
溺れそうになったりする
それらの出来事を捉えようとして
思考と感情に捕らわれてしまうこともある
でも、出来事そのものや
生じている思考と感情そのもの
そこに真実はない
思考と感情も
打ち寄せては返す波のように
何かを強く想っては引き寄せ
そして、あきらめ手放していく
いろいろな思考と感情の波が
打ち寄せては返していくのを
ただただじっと見つめ続けていく
真実の光は
思考と感情の波の狭間に
隠れているのだから
詩人 竹水 丈哉
下記のブログで、この詩について、少し書いています。
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