僕は、波打ち際に立ち

ただじっと波の音を聴いている



波が岸に打ち寄せては

沖の方へ返していく



ただ見つめているだけで

ただ聴いているだけで

心が静かに穏やかになっていく



生きていると、様々な出来事に出遭う

時には、生じた思考と感情の波に

さらわれそうになったり

溺れそうになったりする



それらの出来事を捉えようとして

思考と感情に捕らわれてしまうこともある



でも、出来事そのものや

生じている思考と感情そのもの

そこに真実はない



思考と感情も

打ち寄せては返す波のように

何かを強く想っては引き寄せ

そして、あきらめ手放していく



いろいろな思考と感情の波が

打ち寄せては返していくのを

ただただじっと見つめ続けていく



真実の光は

思考と感情の波の狭間に

隠れているのだから





          詩人 竹水 丈哉


 

 

 

下記のブログで、この詩について、少し書いています。

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 

 

この詩集以外にも、ブログをやっています。

こちらも読んで頂けたら、とても嬉しいです。

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆