一枚の薄い紙を、僕は両手にとる
左右に引っ張ってみる
たやすく破れてしまう
もう一枚重ねて、引っ張ってみる
一枚の時より強くなっているけれど
ちょっと力を入れるだけで破れてしまう
でも、何枚も何枚も重ねていくと
そう簡単に破れたりしない
人生での経験も同じ
経験という薄紙を一枚一枚重ねていく
そして、経験は色々とあった方がいい
楽しい経験や苦しい経験
嬉しい経験や悲しい経験
正負バランスよく、たくさんの種類の
経験をするのが、いちばんいい
でも、それは理想だし、人生そう簡単じゃない
だからこそ、どのような経験であっても
良い悪い関係なく、受け入れていく
何とかしようとせず、受け入れていく
楽しくとも苦しくとも、嬉しくとも悲しくとも
そして、成功経験でも失敗経験でも
経験という薄紙を丁寧に重ねていく
ただただ重ねていくことに集中していく
重ねていけば重ねていくほど
必ずや強くなっていくのだから
詩人 竹水 丈哉
下記のブログで、この詩について、少し書いています。
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