僕たちの頭上には、大空が在る

僕たちの足元には、大地が在る

僕たちは、大空と大地の間に在る



大空では

太陽が、東から昇り、西に沈んでいく

月が、満ちては欠け、欠けては満ちていく

雲が、生まれては消え、消えては生まれていく



穏やかな晴天の時もあれば

荒れ狂う風雨だったり、雷鳴が轟いたり

荒々しい天気の時もある



大地が安定しているから

植物や動物たち、僕たちが安心して暮らせる

でも、大地が不安定になる時もある



海や川が荒れ狂って

水が溢れ出してきたりする時もある

大地が、大きく揺らいだりする時もある



これらは全て、大空と大地の自然な営み

その営みに良いも悪いもない



でも、被害を受けてしまった時

僕たちは、こう叫ぶ

災害に遭ったと、災難に遭ったと



でも、大空と大地が、悪いわけでもない

犠牲となった人たちが、悪いわけでもない

僕たちの最期には、様々なカタチがあるけれど

そのカタチに良いも悪いもない



僕たちは、大空と大地と同じ大いなる存在

その間に立ち、大空と大地をつなぐものでもある

僕たちは、大空と大地と共に在る




          詩人 竹水 丈哉


 

 

 

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