僕たちの頭上には

いつもある、大空が



昼には

お日さまが光り輝き、雲が流れ

僕たちを育んでくれている



夜には

お月さまが優しく照らし、星々が煌めき

僕たちに休息を与えてくれている



でも、大空の中に

日や月や星々があるわけではない

大空の向こうの宇宙にある



雲だって、遠くから見るから

カタチある雲のように見えているだけ

雲の中に入れば、カタチのない霧



大空は、空っぽで何もない

何もないものだからこそ

その不思議に、僕は魅了されてしまう



地上は、カタチある世界だけれど

そのカタチも、何もない所から生まれた

宇宙も、日や月や星々も、僕たちも

何もないものから生まれたのだから



地上の生活に、慣れ切ってしまうと

カタチあるものに囚われてしまい

その事実を忘れてしまいそうになる



あらゆるものは

何もないものから、何もない所から

生まれては消え、消えては生まれていく



大空、それは何もないもの




          詩人 竹水 丈哉


 

 

 

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