街中で買い物をしている途中
ある光景を見かけた
子どもたちがセミを捕っていた
何も特別ではない、ごく普通の光景
でも、虫かごの中のセミたち・・・
その声は、僕の耳をつんざいた
断末魔の叫び
僕は、なぜかふと連想してしまった
もしも、この声が
僕たち人間の叫び声だったら・・・
ただ事ではないし
けっして見過ごすことなんてできない
自分自身のこころが
叫び声を上げていないだろうか
いや、叫び声になる前の
切実な声に耳を傾けているだろうか
絶対に絶対に大切なのは
自分自身の外から聞こえる声ではない
自分自身のこころの奥底からの声
叫び声になる前に、切実な声になる前に
いつもいつも語りかけてくれている
自分自身のこころの声に耳を傾けているだろうか
詩人 竹水 丈哉
下記のブログで、この詩について、少し書いています。
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