僕は、いつもいつも考えている

自分自身の死について



でも、けっして

そのような願望があるわけではない

むしろ、よりよく生きたいと願っている



よりよく生きていくことは

よりよく死んでいくことに繋がっていく



よりよく死ぬために、よりよく生きる



僕たちは誰しも

いつか必ず、最期の時を迎える



だからこそ

真面目に、そして、真剣に

死を意識して生きていく



未来はどうなるのか、誰にも分からない

次の瞬間でさえ、生きている保証なんてない

いつだって、死と生は背中合わせ



今、この時、この瞬間を

大切に大切にしながら

よりよく精一杯生きていく



よりよく苦しんで、よりよく楽しんでいく

よりよく悲しんで、よりよく喜んでいく

よりよく泣いて、よりよく笑っていく



最期の時はいつなのか、分からないけれど

よりよく生きて、よりよく死んでいきたい

僕は、いつもいつもそう願っている




          詩人 竹水 丈哉


 

 

 

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