ひかり、日借り、火借り



僕たちは、大元の日や火を借りている

そのひかりのごくごく一部を借りて

いのちを戴いて、こうして生きている



だからこそ



戴いた光の輝きを曇らせてはいけない

少しでも輝かさなければならない

それが、いちばんの恩返しになるのだから



たとえ眩いばかりのひかりに

護られていると感じたとしても

権威を振りかざしてはいけない



そのひかりは

自分自身の偉大さを証明するものではない

断じてそうではない



そのひかりは、自分自身に当てるもの

そのひかりで、自分自身の醜さや愚かさを

あぶり出さなければならない



けっして威張らず、けっして傲慢にならず

けっして謙虚なこころを忘れないこと



その理(ことわり)を深く深く理解したとき

そのひかりは、日火理(ひかり)となって

四方八方をあまねく照らすことだろう



僕も、いつかはいつかは

そのようになりたいと心から願う



けっして驕り高ぶらず、けっしてひねくれず

与えられた人生に臨んでいきたい




          詩人 竹水 丈哉


 

 

 

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