竹って、不思議な存在

木のようだけれど、木ではない

草のようだけれど、草でもない



丈夫で、しなやかな強さがある

強い風が吹いても、柔軟にしなる

そう簡単には、倒れない



それでいて



竹の中は空洞

節と節の間は、空っぽ

その中には、何もないように見える



でも、新緑が芽吹き

春から夏へと季節が移り変わる頃

その空っぽの空間は、水でいっぱいになる



竹水(ちくすい)という不思議な水

竹自身が生育するために、地下から吸い上げた水



だけれど、僕は、神秘的なものを感じる



竹の中から、かぐや姫が生まれ出たように

何もない空間から、水が溢れ出した

そんな感覚がある



僕も、竹のように

心の中の空っぽの空間から

あらゆるものを生み出していきたい



僕の心の中は、いつもいつも

たくさんの思いが巡っている



でも、それは

大空に浮いている雲のようなもの



僕は、空っぽの空間に繋がっていく

その空間に向けて、問いかけていく



何もない、何もないように見える

だからこそ、一生懸命に、必死に

ただただ問いかけていく



そうしていると、溢れ出してくるんだ

水のようなものが、溢れ出してくるんだ



その身素(みず)は、僕たちの元

穏やかなる心の元



そして、この穏やかなる心が

僕にも、君にも

ますます拡がっていきますように




          詩人 竹水 丈哉


実は、ブログネームを変えました。

詩人 竹水 丈哉(たけみず ともや)として、
よりいっそう、読者の皆様の心の琴線に触れるような
詩を書いていきたいと思っています。

これからも応援よろしくお願い致します。
 

下記のブログで、この詩について、少し書いています。

 

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幸せビートのブログ

 

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