前々回に

【月に一回で】「どこへ行っても良くならない」っていう人の特徴【集中治療】

って書きましたが、パート2みたいなネタです。
 
ゴリゴリに肩が凝っている
どこへいってもスッキリしない

って人にありがちな特徴が
強く揉んでください
という注文。

指圧治療というのは今あったばかりの見ず知らずの他人に
ものの数分でいきなり身体を任せる面があります。
無意識でも身体は警戒したままです。
なので、あいさつ代わりの「軽擦」というのをまず施します。
名前の通り軽く擦るんですね。
そうすると不思議なもので身体の強張っているのが緩むんです。
 
ところがこの段階で「もっと強く揉んでください」と注文が入る。
要望にはなるべく応えたいのですが、ちょっとね・・・。

このパターンになる人は
"ゴリゴリに凝っているところは強く揉めばよい"
という先入観を持っているのでしょうね。

強く揉むと筋肉はより強張るんです。
ケンカして興奮している人に殴って「落ち着け!」といって落ち着くでしょうか?
「まぁまぁまぁ、落ち着け」って軽く肩を叩いて落ち着けさせますよね?

単に"叩く"だけでも強さやリズムの違いでも作用が違ってきます。
強く早くたたけば興奮してきて、弱くゆっくり叩けば沈静化してきます。
イメージとしては子供を寝かしつけるときは弱くゆっくり叩いて、起こす時は強く早く叩きますよね?

 

こんなに張り切って歌われたら眠れませんねチーン

 

どこへいってもスッキリしないって人は真逆の注文をしてしまってるんです。
そしてプロの仕事は注文通りしたら結果が出ないのを知ってますから拒否する。
そうすると憤慨して身体は強張るんで、どっちに転んでもダメダメになります。
 
ぶっちゃけた話、そういう人は指圧館のやり方と相性が悪いですから、最初から他所に選択肢を持っていった方が良いですね。
厳しい言い回しかも知れませんが、それが両者にとって一番いいのではないでしょうか?