人は空気を吸って生きてます。
その空気の中にある酸素なしでは生きていけません。
しかし、その酸素は猛毒だというのはあまり知られてません。
空気の主な成分は、比率が高い順に、窒素が78.08%、酸素が20.95%、アルゴンが0.93%、二酸化炭素が0.03%です。
空気中に含まれる約21%の酸素は絶妙なバランスとして存在しています。
そして生物がこの猛毒の酸素を克服して今に至ると考えられます。
少なくなれば息苦しくなりますし、たくさん呼吸をして酸素を取り込み過ぎても苦しくなる。
健康被害の原因が酸素だというのは実はたくさんあります。
ガンや心筋梗塞、脳梗塞も酸素が原因と言われています。
その際は「酸化」という風に言葉が変わることが多いですが、基本的には同じと考えていただいて結構です。
ここでは割愛しますが「活性酸素」を調べていただければ、その害を書いているサイトなど多数ある事でしょう。
最近は擦り傷に商品名マキロンが有名ですが、オキシドールを消毒の為に使わないのが主流です。
オキシドールは血液や体組織と接触すると、これらに含まれるカタラーゼの作用により分解して大量の酸素を発生する。
この酸素の泡が異物除去効果(洗浄効果)すなわち消毒になります。
わかりやすく言うと酸素が雑菌を殺すんです。
雑菌を"単細胞"と言ったりするのを知っているかと思いますが、組織の細胞の壁を酸素が破壊して中身まで壊れてしまうんです。
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たまに単細胞!と罵られる人もいますが、人間も細胞の塊なんです。
そしてオキシドールは正常な人間の細胞も破壊してしまうんです。
擦り切れた後に出来てくるデリケートな再生細胞までも一緒に破壊してしまうので治りが悪くなってしまう諸刃の剣。
だから今は使わないのが基本なんです。
さて、酸化に対する言葉が抗酸化だとかアルカリ、還元とか学校で理科の授業で聞いたことがあるでしょう?
身体に良い食べ物とかの殆どはアルカリ食品だったり、ポリフェノール、ビタミンCやEなどの抗酸化物質を含むものだったりします。
いつも身体は酸化しないように理科の実験室がごとく還元して中和しようとしたりします。
人はストレスを受けると"攻撃されている"と認識して交感神経優位になります。
交感神経が優位になると酸素を多く取り込む反応が起きます。
ちなみにお酒を飲んでも同じ反応をします。
身体の中和能力を超えることも多々ある。
例えばラーメン。
ラーメンの麺は「かん水」というアルカリ塩水溶液を使うので、それが酸化した身体の求めている食材として無意識に食べたくなるのでしょう。
ストレス社会でなくなったらラーメン屋は潰れてしまう!
なんてブラックジョークもあるぐらいです。
酔っぱらうと「お寿司のお土産」を買って帰るこれも
お寿司の酢飯を求めているのでしょう。
使われる御酢そのものは酸性の物質なのですが、体内でアルカリ化するのでアルカリ食品と言われます。
酒を飲むと〆にラーメンを食べたくなるのも、お寿司のお土産をしたくなるのも同じ理屈。
お土産だけど欲しいのは家で待っている家族より呑んでる本人の方だったりするのが面白いですね。
昔「酸素バー」なるものが出現しましたが、すぐに廃れると思いましたね。
働いてストレスの溜まっているサラリーマン向けのビジネスでしたが、身体にとって真逆のモノなのは上記の説明通り。
同じ理由で酸素カプセルもありえないですね。
二日酔いが治るとか触れ込んでますけどデメリットの方が凄いでしょう。
COPD慢性閉塞肺疾患や潜水病の治療に使う医療用で用途に沿って使うならまだしも。
ストレス解消するなら酸素を取り込まないのも一つの手。
つまり呼吸しずらくすれば良い。
それは世の中、風邪対策でもないのにマスクをしているのは、自然と対応しているのかもしれませんね。