【ぎっくり腰は治さない方が良い】
なんて書いたらびっくりされる人もいる事でしょう。
それを治すのが仕事じゃないのか!?
と、お叱りを受けるかもしれませんが、それでも言います。
【ぎっくり腰は治さない方が良い】

突然強い痛みが腰を襲うことで
"魔女の一撃"
といわれることもあるギックリ腰。

腰痛の7割は原因不明と言われますが、多種多様なパターンがあって「これが原因だ!」と絞り込めないんですよね。
たまに「XXの原因はこれだった!」みたいな本や情報サイトなどの記事がありますが、バカバカし過ぎて読む気にすらなりません。
腰痛医学会のガイドライン
あーでもないこーでもないと長年やってやればやるほど色々なパターンが増えていく代物。
一つに断言出来たらどれだけ楽なものかと・・・。

さて、ギックリ腰ですがヨーロッパの方での治療方針の一つには鎮痛剤を飲んで、湿布を張って、場合によってはアイシングをして痛みを極力抑え込んだうえで、適度に動いて2.3日のんびり過ごすことが推奨されています。

ポイントは「適度に動いて2.3日のんびり過ごすこと」
この言葉の裏側にあるのは
「働き過ぎて疲れが溜まり過ぎているから、無茶してきたツケを払って休息しなさい」
って事なんですね。
オーバーワークが原因と言っているわけです。

 

ここで治してはいけない理由ですが
治ったらすぐに仕事に復帰したがるでしょう?
でもそこまで痛めつけた身体がちゃんと回復するには一週間でも足りないぐらいなんです。
栄養価の低かった時代なら1か月は当たり前に要するものでした。

 

身体が動かせないほどの痛みが起きるというのは本当にヤバい状態になっている証でもあるのです。
無視をするとその先には過労死の引き金「急性心不全」が待ち構えています。
ギックリというか「腰痛を舐めるな!死ぬぞ!」ってことです。
痛い腰以外のあちこちも壊れそうだという事です。

 

一度身体の訴えに耳を傾けてちゃんと休むキッカケになるのがギックリ腰。

まわりにも辛いのを知っている人も多いでしょう。

きっと休んでも理解してくれますよ。
いままでがんばって無理していたことも。

だから治療して良くなることを急ぐより、見えてなかったものをゆっくりみる時間だとして過ごしましょう。