見てきたので感想とか。

最初はオドオドしながら、軽いへタレっぷりを出しつつ取材をする赤羽と、死刑囚ながら立場の優位性を理解しているため、おどけながら軽くあしらう呉井が好対称。

売れて一流になりたい一心で言われるままにズルズル引きずられるものの、”渇望”に目覚めてからはへタレっぷりが消えていく。
そしてフォトグラフの接点を見つけたとたん、ストーリーも加速する。

その後の赤羽と呉井のセリフの応酬がすごい。
纏っていたモノを剥がされ、感情をむき出しにしながら赤羽を二流小説家と罵倒する呉井。
そんな呉井に「甘ちゃんだ」と言い、

「二流小説家でも自分らしく生きてやる!」

と言い放つ赤羽。

”呉井攻略”出来ても、それでも謎は解けきらない。

解ききったとき・・・思わぬ形での結末を見ることになるんだけど、最後の最後のは蛇足っぽく見えちゃう。
その一歩手前までの展開で完結してるように見えるからかもしれないんだけど。
欺かれるというより、何か違う感のほうが強かったかな。

解決後のエピローグで一気に締まったし、総評としては楽しめる映画でした。

公式サイト:
http://www.shousetsuka.com/