2024年末、乳がん検診で「要精密検査」と言われた時のあの衝撃。
そこから怒涛の日々が始まりました。


 

 📅 1月、検査ラッシュと治療方針の決定

 

2025年1月8日、日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院で初診。
この日に一気に検査を受け、その後も5日間病院へ通い…。

検査結果の説明、治療方針、入院に関する説明など、

気持ちが追いつかないほどでした💦


 

 🔬【病理診断】希望と不安が交差する結果

 

最初の検診結果から少し変更がありました。

  • グレード:3 → 2(少し落ち着いた印象に)

  • しこりの大きさ:13mm → 17mm(やや大きく)

  • 飛び地の白い塊も切除対象に

さらに詳しい診断は以下の通り👇

  • 浸潤がん

  • ER 7/8、PR 8/8(ホルモン反応性高め)

  • HER2:1+(陰性)

  • Ki-67:20%(やや活発)

  • 脈管侵襲なし、ステージⅠ

ホルモン療法が効きやすく、

比較的穏やかな進行のがん
という希望が持てる一方で、

「浸潤」「飛び地」「Ki-67が20%」

という要素は不安を呼び起こします


 

 🔥 ラジオ波焼灼療法(RFA)検討→断念

15mm以下なら「ラジオ波焼灼療法(RFA)」という選択肢もありましたが、

私のしこりは17mmで適応外。
※この治療法は2023年から保険適用になっています。

この施術が可能な病院は限られていますが、早期乳がんの方は要チェックです。

🔗 ラジオ波焼灼療法について(がんプラス)


先生の診断では
「部分切除で大丈夫そうですよ」と言ってもらえました。

でも、正直に言うと――
全摘にすべきか本当に悩みました。

 

乳がんの乳房部分切除術-乳房を残してがんを切除する

 

 

 

 


 

 💭 本当に部分切除でいいの?

 

再発が怖い…

もしあとで再発したら?
放射線治療って副作用は?
思い切って全摘にした方が安心なのでは?

…そんなことがぐるぐると頭の中を巡って、
すぐには決断できませんでした。

 

放射線治療への疑問や不安↓

 

 

 

 

 

 🔍 乳がん手術の選択肢は主に2つ

 

🧩【部分切除】乳房を残せる手術

🩷 入院は2泊3日程度
→ 傷跡も約3cmほどと小さく、体への負担も比較的軽めです。

🩷 乳房が残るという安心感
→ 精神的にも大きなメリットでした。

🩷 センチネルリンパ節生検の結果次第では全摘へ
→ 手術中にリンパ節への転移が見つかれば、その場で全摘に変更されることも
 その場合、入院期間は約1週間に延びます。

🩷 術後には放射線治療が必要(16回)
→ 平日の決まった時間に通院する必要があります。スケジュール調整は必須。

🩷 再発時の注意点
→ 放射線を当てた場所にはもう一度照射できないため、
 もし再発したときの治療に制限が出る可能性があります。


🧩【全摘】がんのある乳房をすべて取り除く手術

💙 入院は約1週間
→ 一度の手術で済む安心感はあるものの、体への負担は大きめです。

💙 再建手術も保険適応
→ 再建を希望する場合は整形外科の受診が必要ですが、保険が適用されます。
 費用面の補助も、自治体によってはあります。

💙 なぐもクリニックでは同時再建が可能!
→ 全摘と再建を1日入院で同時にできるとのことで、
 興味のある方はセカンドオピニオンを検討する価値ありです。

💙 着脱式の人工乳房も選択肢に
→ 費用は掛かりますが、生活スタイルに合った選び方ができます。

💙 放射線治療は基本不要
→ 再発時の治療選択が広がる点もメリットです。


 

 💡 再発や転移について調べてわかったこと

 

・部分切除後の再発は、80%が乳房内
・残り20%はリンパ節や遠隔臓器への転移
・でも、全摘と部分切除で生存率に差はないというのが現時点での医学的見解


アンジェリーナ・ジョリーが
予防切除で両胸を全摘し再建した話も思い出し、

「スパッと全部切ってしまった方が、気持ちがラクなのでは…」
とも考えました。

一方で、放射線治療って怖い…という漠然とした不安もあって。

 


🌟 放射線治療機器がすごかった!

🔹 トモセラピー
 呼吸のタイミングまで把握して照射できる、精度の高い最新機器。

🔹 リニアック
 通常の乳がん治療はこちらが使われますが、
 新しいタイプで 身体へのマーキング不要
 毎回撮影した画像とCT画像を照らし合わせて
 照射ミスを防ぐ位置補正をしてくれます。


 

 🧾【比較表】部分切除と全摘の違い

 


 

 

 

 🌈 最終的に私が選んだのは…

 

部分切除+放射線治療でした。

・治療成績に差がないこと
・医療機器の進歩
・「この程度なら温存で大丈夫」という主治医の経験

この3つの安心材料が、私の背中を押してくれました。

 

どちらの方法にもメリット・デメリットがあり、
「絶対にこっちが正解!」というものではありません。


本当にギリギリまで迷いました。

💬 大切なのは、自分が納得できる選択をすること。

 

少しでもこの記録が、誰かの判断のヒントになりますように🍀