これは去年のTNR〆
1つの罠に2頭入ってくれちゃったので、すでにさくら耳のシャム男君からも我が家へ付き添ってもらうことにした。

以前から不妊手術をすすめていたコロニー。野良だから…と腰が重い餌やりさんだったが、久しぶりに顔を出してみると、なんと自力で4頭の手術を終わらせていた。
捕獲するために、一生懸命懐かせる努力をし、以前なら近づく事も出来なかった猫達が、なんと寄ってくるではないか!
これには心底驚いた❗
しかし、その中でも唯一心を開いて来ないお母さん猫が罠に入った❗
何年間も子供を産み続けてきたベテランだ。
先月はこの子を含む4頭を手術した。
残るはあと2頭。

ここまで頑張ってくれた餌やりさんのためにも、全て終わるまで協力したい。


しかし、TNRとは悲しいもので……

このタヌキ柄のお母さんは、術後1〜2回現れたきり、姿を見せなくなった。
餌やりさんに慣れた子供達や他の母さん猫は、今も仲良く集団で暮らしているにもかかわらず…

今回の捕獲がよほど恐怖だったに違いない。

餌やりさんも、よその餌やりエリア?に行っているかもしれないと探してみたそうだが…
残念ながら情報は無く




どうか



どうか生きていて欲しい



こんな思いをさせてまで、手術しなければならなかったかと、こんな時はいつも後悔してしまう。


必死に自分に言い聞かせながら

「私がTNRをする理由は、その子を幸せにするためではなく、これから産まれるであろう不幸な命を減らし野良猫のいない社会を目指すこと」



でもね………

そりゃ〜 幸せになって欲しいですよ……本心では



ツライ



コイツは某湯◯浜地区のとあるコロニー

一昨年TNRをして、みんな仲良く暮らしていたのだが、1頭だけ取り逃がした息子猫の小茶次郎(仮名)がボス化して、そこの猫たちを追い出してしまったのだと餌やりさんから相談された。

寒い冬に追い出された猫たちはどこにいるのか寝床を変え、たまにごはんを貰いに来るそうだが、餌やりさんが可愛がっていたコイツの兄弟小茶太郎は行方知れず…
いじわるなので「プーチン」と名付けられた小茶次郎…(笑)

この日はプーチンを捕獲すべく捕獲器を持参。


すると……

おおっ!!
どうやら、庄内アニマル倶楽部さんが行った一斉不妊事業の時お縄になっていたらしく、すでにさくら耳❤️


それにしても……
やっぱ手術しないで大人になると、こうも容貌が変わるもんかね


若い時に手術した兄弟、小茶太郎
      ↓


父の茶太郎(右)
餌やりさんの協力も虚しく、捕獲に失敗続きだった茶太郎。
高齢のため、昨年秋頃から行方不明。

15歳くらいにはなっているのではないかとのこと
茶太郎はこの地域の野良猫増加に貢献した男であろう…

お前の子供達はおそらく全頭手術を終えている。この地域の餌やりさん達の元、その命を全うするまで幸せに暮らして欲しい。




なぁ、茶太郎……


 




昨年も沢山の皆様方の支援のおかげで、不妊手術を行うことが出来た。


 愛護協会の助成金も抽選ではあるものの、春秋全ての頭数に助成いただいた。


我が庄内町でも、昨年から野良猫の不妊手術に助成金を出している。

これからは町内の猫ならこちらを利用することも出来る。



TNRの認知度を上げ、沢山の方々が、今あなたの目の前にいるその子の手術に踏み込む事ができたなら…



このような制度もいらなくなるのにな




早くそんな時代が来てくれる事を切に願う