天板と脚を接ぐ方法で一般的な吸付き蟻桟の加工を行いました。冶具の準備が面倒で久しぶりにやってみます。電動工具はルータで蟻ビットを使います。

まず、天板の下準備を行います。昨日剥いだ部分を削って平滑にし、耳の部分や角を仕上げます。

善正作、南京鉋で耳の部分を削ります。

紙やすりで仕上げます。

これで天板に桟を取り付けることができます。

 

次に天板に蟻溝を加工します。蟻桟が天板に吸付くような感じで取り付きます。同時に天板の反りを抑えることができます。温度や湿度で蟻桟が動くため接着材は厳禁です。

蟻ビットで直接切削すると抵抗が大きくビットの摩耗も著しいので荒削りを行います。丸鋸で深さ9.5㎜の切り込みを入れます。その後ストレートビットで溝に仕上げます。

蟻ビットに交換して蟻溝に仕上げます。右下は定規の冶具を設置したところです。横軸に直角の定規と締り勾配を持った板を組み合わせた定規です。この締り勾配は蟻桟の切削定規と同様の勾配になります。

切削が終わった状態です。この溝に桟を差し込むことになります。続きは明日に・・・。