こんにちは☺️
前回からとても時間が空きました💦
今回、採卵してとれた卵ちゃんは10個。
すべて顕微授精して、受精したのが6個。
そこから培養して、5日目胚盤胞まで出来るだけ良い状態で育ったのがなんと1個でした❗️
結果を聞いた瞬間、という思いでしたが、まぁ、しょうがないですね。
結果は4BBです。
4BCもあったみたいですが、こちらは妊娠の確率が低いとのことで破棄されておりました。
なので、4BBを1個凍結となりました。
今回はタイムプラスもオプションでつけました。
タイムプラスのメリットは
①最適な培養環境
②分裂パターンを確認できる
③前核の確認
などありますが、中でも私が注目したのが、異常分割の発見です。
通常、正常な分割だと
1細胞→2細胞→3細胞→4細胞となるらしいのですが、異常な分割だと、例えば
1細胞から3細胞にダイレクトに分割するらしく、この分割でも胚盤胞まで育つので、その後の成長や、染色体異常の可能性もあるという資料などもありました。
あと気になった記事によると、例えば、ダイレクト4cellと言う受精卵の異常な発生過程で、通常受精卵は、受精後に1つの細胞が2つに、2つが4つに、4つが8つにと細胞分裂を繰り返しながら、細胞の数を増やして成長していきます。
しかし、まれに受精後の1つの細胞からいきなり4つの細胞に分割することがあります。これをダイレクト4cellと言います。
ダイレクト4cellの受精卵は、そのまま培養を継続すると成長を続けていき、非常な綺麗な胚盤胞に育ちますが、胚移植を行っても、着床・妊娠にいたるケースは一例も報告されていません(明らかな発生過程の異常な反応の一つであり、このような受精卵は着床・妊娠・出産に至ることは無い)。
限られたタイミングのみの観察だと、受精翌日に
「受精しているな」
2日後に
「4つの細胞に分割しているな」
ということしか分からないため、細胞が1つ→2つ→4つと正常に発生が進んだ受精卵なのか、1つ→いきなり4つと異常な過程を辿った受精卵なのかの判断がつかないわけです。
タイムラプスインキュベーターを用いることで、受精卵の成長過程を初めから最後まで動画で後追いすることが可能であるため、どんな成長過程を辿ったのか、あるいは妊娠する可能性のある受精卵かどうかを、正確かつ高いクオリティの下で判断することが可能となります。
だそうです。今回は、少しでも可能性が上がるのであればなんでもやっとこうと思ったのでした。
子宮内フローラの結果も出てきたので、また更新します♪
今日も良い1日を♪
しーし