8回目の月誕生日(月命日)を過ごしました。



時間はどんどん過ぎていきますが

 

 

悲しみは全然無くなりません。

 


どんなに過ぎていこうとも

 

思菜を思い出して泣いてしまいます。




毎日泣いていた日々とは違って、

 

落ち着いてはいますが

 


思菜を思い出した時

どうしてあの時に・・・


などの後悔・・・



元気に産んであげられなかった



申し訳なさ


色々と考えこむと涙が溢れてきます。




本当に愛おしくて娘に会えたこと


初めて抱っこできたことは嬉しかったのに


思い出すと悲しい記憶しか出てこなくて





時間が解決するとはいいますが

どれくらいの時間が掛かるのか・・・・




どんなに時間が過ぎようと
悲しみは消えることはないんだと思います。



生きていく中で楽しい事も

これからたくさんあると思いますが

悲しい事もこれからあるでしょう。



私は、楽しい事よりも
悲しい事の方が脳裏に強く残ってしまいますが

悲しみと共に

思菜への想いと共に

生きていくんだ
と、思っています。







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私は、子供の名前を考えるのが昔から大好きでした。

よくいろんな名前を考えて

≪子供が出来た時にこうゆう風につけよう≫とか妄想していました。


友人の赤ちゃんの名前の由来も聞くのも大好きでした。




そもそも
自分の名前が嫌いで


よく名前が似合わないと友人からも言われるくらい


自他共に認めるほど

 

自分には合わないと思う名前でした。




小学校の頃に宿題で

≪名前の由来を聞いてきましょう≫といったものがありました。



親に尋ねたら

父『俺が好きな名前を付けた』

 

 

 

 

 

ただそれだけ・・・







『他にはないの?』と聞いてみても




父『有名な人もこの名前を使っているし。呼びやすいし、いいじゃないか!』











なんじゃそりゃ・・・










私の家では、父が名前を決める権利があるのですが

 


姉は、父が決めた名前に祖母が『これでは寂しい』と追加して
色々と練って決めたみたいで。

 

 

初めての子供だし色々と考えるのは分かります。



妹は、家族会議をして色々と練って

最後に祖母が『この字をどうしても入れたい』と希望があったので

その字を入れました。


三番目だし。

最後の子供になるということで付けたかった名前を入れたんだと思います。

私も一緒に妹の名前決め会議をしたので

とても印象に残っていました。

 

 

 

 

 

 

ただ・・・

 

 

 

私だけ・・・

 

 

 

特にエピソードがない・・・





そうゆうこともあり
自分の赤ちゃんには素敵な名前をプレゼントしようと思っていました。


名前は親から赤ちゃんへの初めてのプレゼント



気持ちを込めて

一生懸命考えて決めようと思いました。








いつも妄想するのは、女の子の名前


自分が女だからということもあり
妄想で出てくるのは

 

 

女の子の名前ばかり




男の子の名前は、中々難しかったです。






赤ちゃんを授かって
そろそろ性別が分かるころ


不妊治療をしていたので
元気に産まれてくれたら

男の子でも女の子でもどちらでもいいとは思っていましたが

 


名前を考えたかったので

早く性別が分かればいいなと思っていました。





健診時、

先生から『80%女の子だと思います。』と言われました。


赤ちゃんが横に向いていて

中々いい角度にいないので
健診のたびに

『80%女の子』と言われていました。




夫は『そうか。女の子か・・・

   でも、まだ20%あるので

   まだ断定ではないですよね』と、言った反応

 

 

 


もちろん夫も

≪元気に産まれてくれたら男の子でも女の子でもどちらでもいい≫

とは言っていましたが

 


出来れば男の子が欲しかったらしく

≪自分の仲間が欲しい≫と言った感じでした。



私も

実は・・・

≪早めに男の子産んで安心したかった≫

ということもあり

 

 


≪やっぱり女の子か≫と言った気持ちでした。



夫の祖母は、

≪家を繁栄させてほしい。家を継いでほしい≫と言った感じだったので
私は、少しプレッシャーを感じていました。



ちなみに
私の家庭は、女系家庭。

圧倒的に女が多い比率です。

夫は、男女比が均等な家系で従妹や兄弟、みんな男女どちらもいました。


健診時での『80%女の子』と聞いた時に

『私の家系に似たな』と思いました。











健診時『100%女の子で間違いない』といわれた頃


女の子ということで

赤ちゃんの名前を女の子で調べ出しました。





予定日は、2月



冬生まれ



女の子なら名前に

花や植物の名前を入れたいとずっと思っていました。





冬に咲く花・・・・





梅??



うめ・・・・




古風すぎるか・・・・







椿??



つばき・・・・




可愛いけど・・・

人によっては縁起が悪いとか言われるよね。







冬に咲く花の種類が少なく
名前を決めるのに難航しました。





夫は、せっかちで早く決めたいと言っていましたが


私は、焦らず色々と練ってから決めたいし


考えている間も楽しいので中々決められずにいました。





そんな時に
夫から『菜の花は?』と提案が



菜の花か・・・・



春のイメージだな・・・・



う~ん。。。





べびたん冬生まれなんだけど・・・

 

 

 

 

冬生まれだから冬のイメージの花が良いのに・・・

 

 

 



そんな風に思っていると

夫『菜の花は、花言葉も良いし2月から咲き始めるよ。

  べびたんの予定日は2月17日だし。

  その時期なら咲き始めてるからいいんじゃないかな?』



ちなみに名前が決まるまで『べびたん』と呼んでいました。







夫が色々と調べてくれているのが嬉しかったし。

 


2月から咲くならまぁいいかぁ。

 

 







菜の花の花言葉は

「快活」「明るさ」「競争」「財産」「小さな幸せ」
 

 



花言葉は確かに良いものばかり。



 
春の訪れをいち早く教えてくれる花
明るい黄色の小さな花たちが

咲き誇っている姿に元気をもらえますしね。





花は≪菜の花≫に決定ということで

≪菜≫を使った名前を調べました。




たくさんある候補で

呼びやすさ

 

使いたい漢字など

 

どんな子に育ってほしいかなど


色々と絞っていったら



≪ことな≫という呼び名が可愛いと二人で意見が一致しました。




だた・・・


≪こと≫



しか出てこない・・・



夫的に『俺ら音痴だから この字を使って音楽の道に行かれても困る。』

と・・・





親が音痴って関係あるのか・・・???




そもそも音楽の道に行くかもわからないのに??

 

 

 




≪こ≫

≪と≫

を一文字づつ漢字を使うのは、

しっくりこなかったので・・・・






でも
≪こと≫と読む漢字が少ない・・・






う~ん・・・・




そもそも≪こと≫自体を辞めるか・・・
と、考えていたところで



≪思≫が人名読みで

≪こと≫と読むとネットで見つかりました。






あまり使っている人がいなくて、馴染みづらい。


あと ぱっと見 読めないし・・・

 

 

 

キラキラネームって言われないかな・・・



無理やり読ましてるとか変に言われないかな・・・







でも

『思』という漢字はいい漢字だと思いました。




優しさの中には、いろんな優しさがありますが
私が思うに
相手のことを思いやれる人

って、温かい心の持ち主だと思いました。

 

 

 

 


とても素敵な漢字だと思いました。












そして

べびたんの名前が決まりました。




思菜(ことな)


≪思≫
相手のことを思いやれる。心の優しい子


≪菜≫
産まれた時期に咲いている菜の花

黄色いかわいらしい花から元気をもらえる


花言葉の「快活」「明るさ」をとって
明るく、元気に育ってしい





思いやりの心を持った

元気で明るい女の子

なってほしいと願いを込めて。

 

 

 


この名前をプレゼントしました。







ママとパパが一生懸命付けた名前

 

気に入ってくれたかな?














ママが元気に産んであげられなくてごめんね。



思菜がお腹の中にいる時
ママはとても幸せな気持ちになりました。



元気にお腹を蹴ってくれてありがとう。



妊娠中は快適に過ごせて
産まれる時は、すんなり生まれてくれて
本当に優しいママ思いの赤ちゃんでした。




思菜の棺に一緒に入れた たくさんの菜の花
名前に負けないくらい菜の花がとっても似合ってた。



毎年、

思菜の命日には、たくさんの菜の花を飾るからね。





愛しているよ。



思菜