思菜がお空に逝ってしまってから妊婦健診までの一ヶ月

 

里帰り出産だったので

 

実家でゆっくり過ごしました。




赤ちゃんとの生活は、最初は寝れないとか聞きますが


私は

 

赤ちゃんがいなくても

 

全然眠れませんでした。






眠くなりませんでした。






毎日ぼーーっと過ごしました。




出産したばかりなので

まずは、体を治すこと。

 

 

 

そういうことで

 


特に何もせず。。。


何もやる気が起きず。。。


何もしたくない。。。と、思う反面

 


何もしていないと

色んなことを考えてしまいました。





なんで・・・





どうして・・・・





もっと早く病院に行っていれば・・・




胎動ちゃんと計っていれば・・・



動きすぎたのかな・・・




早く入院したいって言えばよかったんじゃ・・・・






自分を責めて

 

辛くて

 

眠れませんでした。







自分の凹んでいるお腹を見て


娘の写真を見て


娘のお骨を見て


元気に産めなかったこと


あの時こうしていればと後悔して・・・








テレビを見ていて


赤ちゃん関係の番組だったり


芸能人の出産ニュースを見て


赤ちゃんが出ているCMを見て


毎日毎日泣きました。









窓の外を見れば
赤ちゃんを抱っこしているお母さんが歩いていて


本当だったら育児をしていたのに・・・


初めての育児で四苦八苦していたかな・・・


思菜と楽しく暮らしていたのかな・・・









思菜を妊娠して幸せだった日々から


どん底に落とされた気分



本当に

 

 

 

辛くて辛くて

 

 

 

苦しかったです。












そんな私を見て
 

母は一緒に泣いてくれました。
 

強く私を抱きしめてくれました。

 

 



母は、孫をお世話するために休む予定でしたが
赤ちゃんがいなくても
仕事を休んで一緒にいてくれました。





悲しくて泣いて

夜、眠れない時は
私の部屋で一緒に寝てくれました。

 

 

 

 

逆に母のいびきで眠れなかったですが・・・

 

 

 


その優しさ

温かさが

本当に嬉しくて

 


子供を持つと親の偉大さが分かるとよく言いますが


私も思菜と出会えたことで

 

より一層 親の愛情を

 

再確認しました。







私を心配してか親戚からも連絡が来ました。

伯母が話してくれたのは

実は≪伯母も死産していた≫でした。



伯母『私も臨月で赤ちゃんが天国に逝ってしまったんだ。

    だから気持ちが痛いほどわかるよ。

    おばちゃんもずっと赤ちゃんのこと忘れないでいるし

    会いたくなったらお墓参りに行っているよ。』
 

 

優しく励ましてくれました。











励ましの言葉もありましたが・・・・


私的に辛かった言葉もありました。


祖母からは『亡くなってしまったことは悲しいけど

        仕方ないよ。

        くよくよしないで。いつまでも泣いてはいけないよ。

        次頑張ってまた産むんだよ。』と、連絡が来ました。



父からも『毎日泣いているお前を見ていると俺が辛い。

      もう泣くな。

      泣いてばかりいても何も変わらない。』




励まして元気になってほしいからという気持ちは分かりますが


私的には受け入れられない言葉でした。

 


前向きの言葉も

 

亡くなって間もない時は辛かったですし、

 

自分が思う≪前向きな言葉≫

 

他の人から言われる≪前向きな言葉≫

 

 

同じ前向きな言葉もちょっと違う感じがしました。

 

 

 

 

 

人に言われると

 

そっとしておいてよ。

 

 

悲しいのに

 

 

辛いのに

 

 

娘が恋しいだけなのに

 

 

娘に会いたいだけなのに

 

 

涙が溢れてくるのに

 

 

すぐに前なんて向けないよ。

と、思ってしまって・・・・

 

 

 

自分自身が受け入れられる気持ちが

 

あるか 

 

ないか 

 

で、違うと思いましたし

 

 

すぐには立ち直れないし

 

 

立ち直るスピードは人それぞれ

 

 

 

ゆっくり 

 

ゆっくり

 

気持ちの問題は

時間をかけてもいいんではないかと思います。


 

 










私は、仕事をしていて


産休・育休の関係で

出産したら

会社に報告しなければいけなかったので

電話しました。




人事の方は『報告待ってましたよ。出産お疲れ様でした!』と明るい声







なんて言っていいか・・・









言いづらくて・・・・









私『あの・・・・・・・』







家族 親戚以外には伝えていなかったので

 

身内以外に言うことが


≪死産≫がより≪現実味≫を帯びて 



本当に娘は天国に逝ってしまったんだと・・・



辛かったです。



火葬が終わった二日後くらいに連絡しました。





私『すいません・・・・・・・・・
  あの・・・・・・・・

  2月23日に第一子 女の子を・・・・・
  死産してしまいました・・・・』




電話をしながら涙が溢れてきました。














また

予定日を6日も過ぎていたので

会社の上司、先輩、同僚や友人からも
『出産お疲れ様。体調はどうかな?赤ちゃんかわいい?』

などの連絡が続々と来ました。





学校時代の友人など複数で仲の良いグロープの子たちからも
個別で連絡が来たりして

みんな私の妊娠報告を楽しみにしてくれていました。




本当だったら嬉しい報告をするはずだったに・・・




返信をどう返していいか本当に悩みました。






ずっと無視するわけにもいかないし・・・




でもなんて送っていいか・・・





家族に相談したところ

≪無理に送ることないよ。返したくなった時でいいと思う≫と、言われましたが・・・








今は、そっとしてほしい

と、思ったので




急にお腹の中で亡くなってしまったこと


とても可愛い女の子だったこと


『思菜』という名前をつけたこと


今は、何も考えられなくて そっとしてほしいこと


また、落ち着いたら連絡をさせてほしいこと


定型文を作成して

みんなに一斉に返信をしました。








火葬する前までは、夢の中にいる気分で

 


≪現実味≫を感じなかったのですが





どんどんと現実味がおびていき



悲しさ

 





苦しさ

 

 



辛さ




たくさんの後悔が

 

膨れ上がって

 

思菜を思い出して大号泣する日々でした。