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分かりやすい文章です。

 

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土壌汚染の特徴

土壌汚染の原因となっている有害な物質には、次のような特徴がある。

  • 水の中や大気中と比べて移動しにくく、土の中に長い間とどまりやすい。
  • 目に見えないため、汚染されている事に気づきにくい。
  • いったん土が汚染されると、排出を止めても長い期間汚染が続く。
  • 人の健康や生態系などに長い期間に渡り影響を及ぼす。
  • 汚染の範囲は、水や大気の汚染と比べて局所的である。
  • 揮発性有機化合物(トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ベンゼンなど)は、地下深くまで浸透しやすく、地下水に溶け出して、その流れに乗って汚染が広がる恐れが大きい。また、揮発性が高いため、地層中の空気を汚染し、大気へ放出される恐れもある。
  • 重金属(鉛、砒素、六価クロム、水銀、カドミウムなど)は、土の中ではあまり拡散しないでとどまりやすい。

 

そして、土壌中での汚染物質は、次のような形で存在する。

  • 土壌粒子に吸着する。
  • 土壌粒子の間隙に地下水に溶けて存在する。
  • 土壌粒子の間隙に気化してガス状で存在する。
  • 土壌粒子の間隙に原液状で存在する。