数字だけを見たとしても、コニカミノルタの説明は嘘とは言わないが、自分に甘い希望的な話を前面にしていると思う。

 

1回目の説明会用の冊子書類には無いが、2回目の説明書類には「地下水調査結果」の12ページにわざわざ書いてある。

 

「地下水の流れる速度は1年に5メートル程度と推定している」と。

 

コニカミノルタの敷地から、地域に汚染された地下水が地中で川の水のようにザーザー流れて近隣に拡大してるようにシーナさんはチラシに書くけれど、ザーザー流れてないんです!1年に5メートルなんですよ!!!

 

チラシのどこにもザーザーなどとはもちろん書いていないけれど、そうおっしゃった担当者さんに下記の内容をお伝えしたんですが、その時に回答は無かった。

 

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1年間に5メートル進む計算だとすると
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1999年に170メートル先まで地下水に汚染物質があることを大阪府も確認している。

 

だとしたら1965年から流し続けてることになるではないですか。

 

コニカミノルタの当時の会社名は合併前なので「ミノルタカメラ」

 

創業は1971年なのに計算すると1965年から流れていることになる。だとすれば流れるスピードは5メートルより早いですね。ですが何ねんから実際接続バルブから流出していたか何処にも書いていないからわからない。しかも流出していたのは1ヶ所では無いから・・・。

 

いったいどれほどの量を何年間、土壌にしみこませ続ければ、28年間で170メートル先の井戸から汚染が見つかるのでしょう?

 

そして井戸がない昨今、170メートルのそのすぐ先にいくつも井戸がなければ、170メートルしか地下水の汚染は進んでいないということになってしまうんですから恐ろしい。

 

前にも書きましたが

 

創業前から接続バルブから漏れる訳がないのでこれは絶対ありえませんが、1年で5メートルを基本に考えれば

 

1965年の創業6年前から流出したとし(するしか計算が合わないから)1年間で5メートル汚染は進み、1999年に170メートル地点まで地下水の汚染は進み(ここは検証している事実です)、2020年まで流れ続けているので、現在275メートル先まで最低進んでいることになります。

 

創業前に流れ出る事は100パーセントないので、創業からいきなり流れたとしてこの6年をザックリ足せば、6年かける5メートルで30メートルプラス。

 

2020年には305メートルまでの汚染の進み具合です。でも創業してすぐあちこちのバルブから汚染が流れ出るなんて、そんなことはないはずです。

 

妥当なラインで仮に創業10年目からバルブの破損が起こり、地下水への汚染がスタートし、1999年に汚染が170メートルまで進んでいたとしたら、年間汚染された地下水の進む速さは9メートル進むことになります。

 

1999年~2020年の21年間で、年間仮に9メートル進むと仮定したら21×9=189メートル

 

170+189=359メートル

 

創業何年目から漏れていたかがわからないので仮定になりますが、創業前からはもれようがないので、こういう計算も成り立つわけです。

こういう事は考えず1年に5メートルを印象つけてくる。

 

説明会の資料にフラグ付きで「地下水の流れる速度は年間5メートルと推定しています」

 

これは・・・

 

私が(誰も)1999年当時の公文書を閲覧すると思っていないから書けたんだろうし、書類にもあえて1年で5メートルしか地下水は進まないと書き足したんだと思います。

 

当時の公文書を見なければ、1999年に既に170メートル先の井戸で地下水汚染があると誰も知らないですよね。

 

知らないと計算もできないわけで、計算ができないと、地下水は汚染されていてもそれほど流れがないので拡大しないという印象は持つと思います。

 

公文書の閲覧拒否や黒塗りが当たり前の日本。

 

でも公文書って誰のものでしょうか?国民ですよね。

 

国費を使い公務で話し合い、公務で書き残したものを、なぜ国民が見られないのでしょう?

 

誰のための公文書なのか。何のための公文書なのか。

 

企業や特権階級を守るための公文書なのであれば、それはもう公という文字はつけないでいただきたい。

 

私は今回コニカミノルタの問題を調べるうちに、市役所の立ち位置や、公文書の大切さ、自分たちのために利用することの縁遠さを感じました。

 

こういう事を市民は何も知らないで平和に生きる国も素敵ですよね。今まで能天気にそう思ってきました。

 

ですが今は、知らないと利用され、踏みつけられ、騙されるんですから恐ろしいと実感しています。

 

そして嘘を平気でつく人たち。

 

市役所で今回コニカミノルタ関係は何度も閲覧拒否され、閲覧の申請さえも断られました。

 

閲覧申請などしたことがない私は、公文書とは見られるといいながら見られない・・・そういうものか・・・と思ったんです。

 

でも友人知人に恵まれすぎている私はたくさんの後押しをしてもらい今に至ります。

 

後押しが一切なければ多分公文書も1つも見ていないだろうし、カラーで色分けしている公文書を、何食わぬ顔で白黒で出されて、意味のない紙の塊をただ所持していると思います。

 

同じレベルの人間を騙すのよりも、自分よりも弱い人間、専門知識がなく困っている人間をよくわかっている人が騙すのは何百倍も罪は重いです。

 

したたかに、にやっと笑って「これ白黒だと意味無いですよね。全部カラーで出してください。料金のこときにせず」と余裕で言いたいけれど、そんな大きな器になるためには後10年必要です。

 

大切な場所の測定数値が抜けていても企業任せの事ばかりで、提出さえしていたら誰も追及せず、公文書などは重要な部分や責任問題と思われる発言が黒塗りであっても、おかしいと思わないのが今までの当たり前なのでしょう。

 

私たち1人1人がある程度知らなければ、様々な疑問にもおかしいという事も分からない。

私の計算ですから間違っていたら訂正します。