19歳の夏の終わりに僕はオーストラリアのシドニーに向かった。


まだあの頃は関西から直行便がなかった時代だったので、
伊丹から一度羽田に着いてからバスで成田に向かうことになった。


羽田から成田に向かうバスではドキドキものだった。


伊丹からの飛行機は到着が遅れて、羽田に着いたと思ったら、
今度はバスが途中の高速で検問に引っ掛かり止まった。

「なんでっ!飛行機に乗り遅れるよ!」


成田に到着したときにはもうだめだと諦めながらチェックインをしにカウンターへ向かった。

なぜか「できた!」


機内に入ってしまえば後はシドニーに着くと思っていた。
しかし、数時間後暑い熱帯地域のシンガポールに到着。
「えっ!」「このあとどうすんの?!」
旅行会社からもらっていた旅程表などをチェックしてなんとかTranjitという意味がわかった。(遅ぇよ!)


こんな感じで僕は楽天家というかぬけているのだ。


やっとシドニーに到着ー!
「寒っ!」「なんでこんなに寒いんだ」
南半球は日本の反対側にあるのだから季節が逆に決まってるのに ここでもぬけていた。
半袖だから余計に寒い!


今回は一ヶ月ホームステイすることになっているのでホストファーザーが迎えに来てくれていた。
"Hello"
さあー、初の海外修行だー!