君が夢に出てきたことは
何度かあったんだ
でもそのたびに
君は
寂しそうな顔をして
遠ざかり
近づこうとすると
夢は覚めてしまう
君に
拒絶された
そんな気がして
怖くなる
僕の心の奥の
そのまた奥は
恐怖心でいっぱいなんだ
君に避けられるのが怖い
君に嫌われるのが怖い
君が
僕の前から
いなくなるのが怖い
だから
必死で
君をつなぎとめていたくて
ウソだって
ついてしまう
そんなの
偽りだって
わかってる
でも
君を
失いたくないんだ
でもね
密かに
最近思ってる
このままでは
僕は君に
一生近づけないって
偽りは
偽りを
生むだけだか ら