先入観
(今日はちょっとマジメなお話し)
 
人間には多かれ少なかれ先入観が存在する。
これは外見や風聞、ほんの少し見ただけで「この人は多分こういう人だ」と認識してしまう、一歩間違えれば大変な過ちを犯す危険な観点だ。
こういう認識は一度決まると相手と深く関わらない限り決して修正される事は無い。
さてこれを見てる皆さん、思い当たる節は無いだろうか?
 
(上の文章読んで続きを見たい人は「続き」へどうぞ)
 
あまり喋らない人をぱっと見て「暗そうなヤツだなぁ」とかよく笑い声を上げて喋る人を見て「落ち着きの無いヤツだなぁ」とか思った事が一度はあるはず。
そして、よく喋ってみるとそうでもなかったと思った事もあるはず。先入観なんてものは所詮主観が入ったアヤフヤな物差しでしかないのだ。
 
さて、先入観が危険なものと前述したが何故危険なのか?
それは態度になって表れてくるからだ。
「苦手」だと最初に思った人は敬遠するし、「鬱陶しい」と思った人には冷たく当たる。しかし本人は「そう思ってるなんてバレてないだろ」なんて思ってるが相手はそう思われてる事が判ってるケースが多い。
 
別に普段生活してる分には自分の好みの人間だけと付き合えば良いワ ケで問題は無いだろうが、仕事となると話しが変わる。
その先入観が(仕事上での)コミュニケーションを弊害する恐れがあるからだ。
上で述べたような状態になるとまず必要以上の会話が無くなる。
「別に必要な事だけ話したらいいじゃないか」と思う人もいると思うが、必要無い会話にこそ真実を突き止める機会があると俺は考えている。
タバコを吸ってるときや客先へ行くときの電車の中での会話に「こういう人なのか!」と思う瞬間が待っているのだ。
 
じゃあ実際どうすればいいんだろう?と考えてる人、以下の事を実践してみると先入観による誤認の回避が可能になるのでやってみると良い。
 
【自ら世間話を振ってみる】
ネタは何でも良い。身近な出来事やニュース等 、探せばいくらでも出てくる。自らコミュニケーションを取りに行く姿勢を作る事で相互理解が取れる場合があるので実践してみると面白いかも。
 
【事実に基づいて考える】
概ね先入観というのは「自分の思い」や「周囲の風聞」から作られる。一度、相手に対して自分が思っている事が事実に基づく判断なのかをよく考えよう。
 
【相手の思いを知る】
実際に相手が何を考え何を思っているかを知るだけで大きく情報が変わる場合がある。本人と会話する機会が少ないならば周囲からヒアリングする等、様々な手段で相手の自分に対する感情を知っておこう。
 
ちなみに、上の手法は仕事だけでなく普段の生活にも適用できる。
要するに何をするにしても自ら動く事が大事なのである。
ここ を見てる人も一度試してみては如何だろうか?