寒い冬の日に
僕は熱で一人寝込んで
 
寂しいキモチ
不安なキモチ
一人抱えて咳をして
 
ふらふらする
カラダを引きずって
ヨーグルトを命がけで
買いに出かけて
寂しくそれを食す
 
他のものは
食べられないよ
 
気を失うように
眠りについて
 
うっすら
意識が戻ると
君がそこに居る気がして
 
冷え性の君が
僕のおでこに掌を当てて
熱を確かめて
 
ひんやりしていて
キモチいい
それだけで熱も
たまにはいいかもと思う
 
そう
単純な僕
幸福な僕 
 
その気持ち良い手の正体は
家の飼い猫の…