永遠を追い続けた
何ゆえ追いかけたのか
それはわからない
しかし
永遠に何を求めたのかはわかる
永遠の中に求めたもの
それは、永遠だった

ふと気がつくと
永遠を追い求めていて
ふと気がつくと
永遠なんてないとわかっていた
ふと気がつくと
永遠がないということを真っ向として、認めなかった
ふと気がつくと
永遠の中には永遠しかないという現実
ふと気がつくと
永遠しかすがるものがなくなってた
ふと気がつくと
永遠はあるという現実
ふと気がつくと
永遠に届くのは、自分には無理そうだと言うあきらめがあった
ふと気がつくと
馬鹿な自分がいた
ふと気づいた
理由のない今が、永遠なんだとしたら当たり前で、永遠になんかたどりつけない
永遠を求めるほど
『今』という『永遠』を無駄にすることがほかにないこと

永遠なんて
気づけば
後からついてくるさ…