あの日のことを覚えていますか。
君は浴衣姿でうなじが眩しかった
うちわの風がふたりの心を癒してくれたね
コンコンチキチン コンコンチキチン
鋒町を多くの人が闊歩している
すべての鋒が山車が
私たちふたりの未来の
ばら色の人生を
宝石をちりばめた星のように
輝かしてくれていたね
何も疑わなかった
いつもまでも
祇園ばやしの音が
ふたりの心に
響き続くと信じていた。
今ひとりで
歩いている四条烏丸通りを
長刀鋒を見上げると
うっすらと涙が
あの時のわたし達は
どこに行ってしまたのだろう
コンコンチキチン コンコンチキチン
追伸
実話を綴ってます
もぅ何年前になるかなぁ~?