君と僕を乗せた車は
高速道路を
アテもなく走り続ける
このままどこか遠い所で
ふたり暮らせればいいのに
そんな
冗談混じりの言葉の後に
ほんの一瞬途切れた笑顔
ごめんね
いまの僕にはなんの約束も
出来はしないのに
ただこうして
君の笑顔と
ふたりの時間を重ねながら
今日(いま)を感じるだけで精一杯だから
君は僕の腕に絡んで
たどり着いた街
アテもなく歩き続ける
たとえばここで部屋を見つけて
ふたり暮らせればいいのに
そんな
真実隠した言葉の後に
ほんの一瞬止まった時間
たしかに
いまの君にも別の暮らしが
あると分かってる
ただこうして
僕の時間と
ふたりの想いを重ねながら
今日(いま)を感じるだけで精一杯だから
「愛してる」って
言葉ならいくつでも
口にすることは
出来るけど
本当は
言葉より確かな何かを
伝えるべきなんだと
分かってるけれど
君と僕を乗せた車は
高速道路を
元の場所へ帰って行く
黙ったままで余韻たどって
指でぬくもり絡ませる
そんな
名残惜しんだ「またね」のキスに
ほんの一瞬高鳴る鼓動
手を振る
いまのふたりも夢の続きが
あると信じているから
ただこうして
繰り返してる
ふたりの思い出重ねながら
今日(いま)を感じるだけで幸せだから
「愛してる」って
言葉ならいくつでも
口にすることは
出来るけど
本当は
言葉より確かな何かを
伝えるべきなんだと
分かってるけれど
いまはこうして
君と僕との
時間を重ねていたい
いまはこうして
僕と君との
想いを重ねていたい
いまはこうして・・・