大腸ガン闘病記の覚え書きです。

不定期に書きますし、飽きたら止めるので
しばらく更新が無くても
もしかして………!
と、ご心配せぬよう、よろしくお願いたします。
 
さて、大腸ガンで肝臓に転移有り
とショッキングな診断が下り
まずは、腫瘍が原因の腸閉塞を治す
これが優先事項となり、本人はヤル気満々
 
そのまま入院という事になり
(その晩は、救急病棟に入院)
入院に必要な物を、院内の売店で
夫に買ってもらっている間に
胃カメラに呼ばれました。
 
胃カメラならば、近所の開業医で少し前に
受けたばかり(安定剤の注射で爆睡)
今回も麻酔は使って貰えるだろう
頼めば麻酔してくれるだろう   と思ったら
考えが甘かった………
 
救急外来で診てくれた、C先生と
他数名の方々がビニールエプロンをして
内視鏡室でお待ちになっていました。
(翌日知ったのですが、その日当直医だった
   C先生は消化器内科の先生だったのです)
 
それでも、鼻からのカメラ挿入の方が
楽という話だよねと思ったら
大間違い………鼻は狭いから痛い!
喉を管が通るときは、苦しさのあまり
自分で抜きそうになり取り押さえられました
 
それでも、女性看護師さんが優しく
涙を拭って下さったのが沁みましたね
 
これまた終わって抜くとき死にそう………
と思ったら、鼻から2メートル分くらい
挿入した管はそのまま残すとの事
これが、非常に辛かった
 
子供の頃から、ラーメン食べる時に
モヤシで死にそうになり
レストランで千切りキャベツを喉に詰まらせて
トイレに駆け込んだような人なので
喉の奥に管が存在するのが耐えられない
管が喉の所でトグロ巻いてるんじゃないか
とすら思えました
 
喋ろうとすると喉の奥の管が気になって吐き気が起こり
仰向けになると喉の奥の管が気になって吐き気が起こる
姿勢を変えると喉の奥の管が気になって吐き気が起こり
介助で背中に手を添えられると喉の奥の管が気になって吐き気がおこる
 
そこで考えた対処方法が
胃カメラの時と同じ方向を向いて横になり
「今、胃カメラの最中なんだ」と
自分に言い聞かせる事
 
これは結構効果がありました。
 
そして、イレウス管が、おそらくは
小腸や十二指腸に溜まっていた消化途中の液体を
吸い出してくれて、胃の痛みは引き
割合とグッスリ眠る事ができました
 
そして、家で胃腸炎だと思って療養していた時
「頭だけ冷やしながら眠りたい」
と言ったら、夫に、
そんなの無理だろ!  と言われましたが
 
腸閉塞が起きて、腸で水分が吸収できないと
脱水症状で熱が出るとか………
他の患者さんが借りていたのを真似して
氷枕を借りたら、気持ち良かった
布団とタオルケットの併用で体温調節もバッチリ
 
こうして、緊急入院の初日は終わりました