生きてはいるものの、行動しない生がある。中南米の密林の樹にぶら下がっているナマケモノ、あるいは、私、だ。

行動すると、つい無我夢中になる。

その場合の、自己喪失がいかにも惜しい。

じっとしたまま、今あるという実感を味わうこの喜びを何に代替できようか。