私は三歳。彼女は四歳。

東京郊外。私の家の裏には、田んぼが広がり、そこで彼女の両親が働いていた。


ある初夏の日の午前、ヘビイチゴがいっぱいの草原で、その子は仰向けになって、木綿のパンツを、膝まで引き下げた。

私は、枯れた稲の茎を、快晴の日光の下に露わな割れ目に、刺した。


なんということだろう!

つんつんつんと入っていく。大変なことをしている。どんどん入っていく。腹を破っている。殺してしまうのではないか。彼女は黙って青空を見上げたままだ。ああ、もうこんなに入ってしまった。女とはこういうふうなものなのか。ママも、おばあちゃんも、女はみんなこうなのか?


驚愕している私の耳に、遠くから、ごはんよー、と言う母の声が聞こえた。

彼女はパンツを引き上げた。

ところが、私も半ズボンを引き上げたのだ。ということは、半ズボンを下ろしていたのだ。

三歳のガキは、いったい何をしようとしていたのか?


私は、半ズボンを手で抑えながら、逃げた。

ヘビイチゴを踏み散らかしながら。

どこへ?


おい、お前。


その時から、ずっと逃げ続けてきたんだろう?