ヘーゲルの精神現象学少年の、精神発達の履歴を、世界史の展開とホモジニアスだとだれが、裁定したのかな? まだ、神がいたのだろうね。 実は、おれ、おれ。おれ、だと、言い張っていただけでしょ、と。 哲学ではなく、心理学での一症例だ。傲岸な若者が、偏見をまき散らしながら、自らの青春を語った。 こんなに面白い小説を私は知らない。 小説とみなして言うのだが。 ディケンズ、トーマスマン、ゲーテにも通じるな。