少年の、精神発達の履歴を、世界史の展開とホモジニアスだとだれが、裁定したのかな? 

 

まだ、神がいたのだろうね。

 

実は、おれ、おれ。おれ、だと、言い張っていただけでしょ、と。

 

哲学ではなく、心理学での一症例だ。傲岸な若者が、偏見をまき散らしながら、自らの青春を語った。

 

こんなに面白い小説を私は知らない。

 

小説とみなして言うのだが。

 

ディケンズ、トーマスマン、ゲーテにも通じるな。