成人式には出なかった。何を今さらしゃらくせえ と思った。大人とは互角な応酬をちっちゃな頃からしてきたんだ、という自負があったからだ。こちらを子供だと思ってなめてかかってくる大人には反撃を試みた。二歳の私に向かって「坊や いくちゅ?」などと訊いてくる者には、十倍のサバを読んで「二十歳です」と答えたものだった。