父は、何人も撃ち殺した愛用のピストルを、日本に帰るとき、橋の上から、川に投げ捨てた。

母は、何故息子にそんな話をするのかという批難の気持ちと、事実、歴史はこうだったのだと伝えたい気持ちと、半々で、父が息子に語る昔話を、結局はとめなかった。

幼児が、聞くには、ややきつい、内容だった。